mixiユーザー(id:2088704)

2016年01月31日08:01

296 view

「左手で握手をし 右手で殴る」

■シリア和平協議、スイスで開始 主要反体制派も参加表明
(朝日新聞デジタル - 01月30日 10:44)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3828386


対「イスラム国」空爆、オランダも参加へ

読売新聞 1月30日(土)22時27分配信

 【ブリュッセル=三好益史】オランダ政府は29日の閣議で、イスラム過激派組織「イスラム国」に対して米主導の有志連合がシリア領内で実施している空爆に参加する方針を決めた。
 オランダは、2014年10月からイラクにF16戦闘機を派遣し、「イスラム国」に対する空爆を行っている。米仏などの要請を受けたもので、これで欧州からシリアでの空爆に参加するのは、英国、フランスに続き、計3か国となる。
 ロイター通信によると、ルッテ首相は同日、「『イスラム国』の安全な隠れ家を奪わなければ、我々への(テロ)攻撃を阻止することはできない」と強調した。
________________________________________

欧米諸国は
ベトナム戦争からナニも学んでいない

空爆ではイスラム国を殲滅できないことを知っていて
しかしシリアを空爆する

それはシリアの破壊することにほかならない

それでいて「和平協議」などという茶番を見せる


1972年
アメリカのキッシンジャーはパリで
北ベトナムのレ・ドクトと和平協議を開始する

目的は
ベトナム戦争に対する国内批判が強まり
それが国際的なものに広がり始めたことと
アメリカの経済と内政が悪化しはじめていたからだ

しかし
協議が長引いてくると
傍らでアメリカは北ベトナムへの空爆を再開する

そして空爆は
ホ・チミン・ルートが通っている
カンボディアやラオスにまで及び
ベトナム以外の国々にまでアメリカへの憎悪を拡大させていく

アメリカ(キッシンジャー)は当初
レ・ドクトを「ゲリラの代弁者で 所詮は百姓」ぐらいにしか考えていなかったが
レ・ドクトはハーバード大学院卒のキッシンジャーを超える交渉者で
結果として協議開始時に提示したすべての条件をアメリカ側に呑ませる

後ろ盾を失った南ベトナムは
1975年のサイゴン(現ホ・チミン市)陥落まで戦ったが
戦闘の大部分は地上戦で
もはや勝負にはならなかった


いま
シリアで地上戦を担当しているのは
アフリカ諸国やEUの小国で
それらの戦死者は報道に名前すら現れてこない

別にイスラム国にシンパシーを持っているワケではないが
無人攻撃機や大規模空爆でイスラム国を壊滅させることはできない

かえって
シリア国民に反感をあたえ
「イスラム国のほうがまだマシ」と思わせてしまう


そして
事態が膠着すればするほど
「キミんとこも 少しは手伝ったらどうなんだ?」と
日本政府に白羽の矢が飛んでくる可能性が強まる
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する