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2016年01月31日00:11

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後藤健二氏を追悼する。



  最悪の結果−「最悪の開始」ー「同じ土俵に立つ」安倍総理・日本政府・日本国民



★「国際社会と連携し人道支援を行う」事と「有志国連合に参加する」ことの「混同」の、欺瞞と危険性



 まず後藤健二氏に「追悼」の辞を捧げる。

「後藤さん。あんたは男だよ! 政府が見捨てた馬鹿な男を、助けようとした。そして『世界平和』を守ろうとした。

 あんたは戦禍に苦しむ人々、女や子供たちを守ろうとした。「戦場の非道」を皆に知らせようとした。あんたは世界平和のために殉じた。あんたのことは忘れない。(合掌)」








 何という事だ。あの日の朝のニュースに驚愕した。

「オカルトーISIS」が後藤健二氏を殺害した。

 尚も「日本国政府・国民」に対し「宣戦布告(?!)」を声明した。

 私たちに「戦争」を突きつけた。




 これに対する安倍総理の言葉

「……。卑劣極まりないテロ行為に強い怒りを覚える。……テロリストたちを決して許さない。罪を償わせるために国際社会と連携していく。……」

 これもまた「オカルトISIS」とさして違わない「同じ土俵に立つ」事の言葉なので呆れかえるしかない。ここに「日本vsISIL」の臨戦態勢が成立した。



 さて「シナリオ通り」に事態は推移している。安倍総理はこれより「集団的自衛権ー安保体制強化ー軍備増強ー憲法改悪」へと進むだろう。



 しかし「国際社会と連携し人道支援を行う」事と、「有志国連合に参加する」こととは、明らかに違う。国連決議できなかったから「有志国連合」でしかない。ここに総理の詭弁がある。それを「ISIL」は見透かしている。



 コメンテーターの多くは「政府ひも付き」(全てで無い) 流れるニュースは「それがISLSのもの」であれ、続く言葉は「非道・卑劣・凶悪・野蛮」などなど。

「極悪・ISIL」と「テロと戦う・正義の日本」の二項対立方式。「なぜ、そうなのか」とする番組は少なかった。



 しかし、安倍総理が「首相官邸」で言うべきは、それはネルソン・マンデラ氏の言であるだろう。後藤氏は「自己責任・恨まない」を言っている。

・「勇気ある人は平和のために許すことを恐れない」

・「報復するよりも情けをかける方が、この世界ではより多くのことを成し遂げられる」

・「人は憎しみを学べるのなら、愛を教えてもらうこともできるはずだ。なぜなら、人の心にとって愛することは憎むことよりも自然なことだから」



 そしてアメリカ・有志国連合に言うべきは「普遍的正義」の事柄なのだ。

「人類にとって有益な事」は何なのか、と。しかし安倍総理はオバマにそれが言えない。

 言うのは「集団的自衛権ー安保体制強化」であり「後方支援」の内容だろう。



 後藤健二氏の仕事は「報道カメラマン・ジャーナリスト」だ。「戦場に於ける非道」を告発するためだ。そして「無辜の人々を非道より守る」ためだ。だが、その視点は「博愛と人道」のボランティアでもあるだろう。彼は日本の良心だった。

 そしてわが国で「テロを未然に防ぐ」最良の方法は「平和憲法ー国家・日本」のブランドを守ることだった。「敵を作らない」ことだろう。

 だから「戦禍に苦しむ人々」を支援するのに、「戦う」などとは禁句・無用と「心得る」ことだったのだ。

 何故なら難民は、ただ「オカルトISIL」の暴力と恐怖政治だけでなく、「有志国連合空爆」よりも、余儀なく非難する民もあるからだ。



 「他人の土地に土足で踏み込んで好き放題」なんて、続くはずもない。アラブには様々な「大地に根差した生命樹」がある。有志国連合がアラブを「分裂支配」出来るなどと思ってはならない。日本に「大和魂」のあるように、「アラブ魂」だってあるのだ。

 やってることは狂暴・凶悪であっても「ISIL・アルカイダ・ボコハラム」は「地元の人々+そのほか」なのだ。国家とは「その土地ごとの生命樹」であり、そして「イスラム」も大樹である。

「民族自決権」・「あちらのことは、あちらに任せる」下手でも、「悪ガキ」であっても、それが狂暴な「イスラム国の建国・共同意志」であったとしても、周辺国・関連国は、それを見守る以外にない。

「空爆・地上部隊投入ー原爆」を使ったとしても「ISIL壊滅」などできないとしるべきなのだ。



 まかり間違っても「罪を償わせる」などとして「良形視」してはならない。彼らにとって必要なのは「憎しみと武器」ではなく、「文明の光と慈愛」のはずだ。

 そしてそれが「積極的平和主義」の中身であるべきだ。





■後藤さん殺害から1年 危険地取材「記者も標的」の衝撃
(朝日新聞デジタル - 01月30日 21:59)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3829045
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