ナチュラル＊レールム／自然の涙

この世の中では



真理も逆説的でなければ新しい真理でない



この森で稲妻が光った後は夜らしくなるが



昼は昼らしくなくなるからである




自然の涙。間もなくまた事物を進めようとする人間は



破壊され亡くした者を悲しんでまた泣くのだろうか



これはもはや真実ではない、と言えるような経済にあっては真実なものは何一つない。




夕暮れになった、自然の涙はすべて夕暮れの中の夕暮れでもあった