【政治】私はＴＰＰは大反対ですがこれを素直に喜んでいいと思っていなかったりするんです

　仕事から帰ってテレビ見たら甘利大臣の辞任のニュースがもう流れていまして「えらく潔く辞めたものだなあ」と却って感心してしまいました。潔く大臣の職を辞して男のけじめをつけたのは見事だと思います。


　しかしまさに図ったようにＴＰＰ調印寸前のスキャンダルでしたね。確実にＴＰＰ調印が関係しているとしか言いようがないです。そのため中国がＴＰＰをとん挫させ日中韓ＦＴＡ圏に引き込むため中国か朝鮮半島が仕組んだものかＴＰＰで出し抜けを許さないアメリカによるトラップなのかは私もわかりません。


　結果的に甘利大臣が辞任表明をしてＴＰＰを推進し妥結させた最大の「功労者」というべきか「戦犯」というべきか迷うところですが、その甘利氏が経済再生大臣とＴＰＰ担当を辞任という結末に至りました。これによってＴＰＰの内容を日本人で一番知っているであろう人が表舞台から消えてしまいました。


　私はＴＰＰ反対なのでＴＰＰがとん挫すればそれでいいと思っています。しかし甘利氏一人がカネの問題で辞任したところでＴＰＰの何が問題かが国民の大多数にわかってもらえなければ結局のところカネの問題だけが浮き彫りになって、２月４日に石原新大臣がＴＰＰに調印するだけです。そして「もう調印してしまった国際的な約束事だからもう引けない」という空気を作って国会で強行採決されてしまうだけでしょう。これでは意味がないんです。そういう意味では今は複雑な心境です。


甘利経済再生相、辞任を表明
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