＜2016-1-26＞
いやー今年になってブログを頻繁に頑張るぞー！っておもったんだけど、こうなってしまった（＾＾。
そういえば、こないだといっても一昨日。１月23日24日で熱海に行ってきた。
今年初めの旅行になるはずだったんだけど、先週に友人の永沢くんから「ボートにのりにいかないか」っていうお誘いがあってついついいってしまったので今回は2回目。
ちなみに先週のボートは、誘い文から、なんかロマンチック、エキゾチックみたいなひびきがするんだろうが実際は男二人で、全く乗ったことがない二馬力エンジンでぐるぐるまわった地獄のボート旅行だった。ドラマのような、うつくしい映像ではなく、どちらかというと宍戸開がやっていた「ファイト一発」みたいな感じだった。このはなしもけっこう面白いんだけど、これはまだ書く気がしない。
そんなもんで、こんかいは熱海のおはなし。
熱海は何度も行ったことがあるんだけど、こんかい熱海行きをかんがえたのは「おもいでぽろぽろ」からインスパイヤーした旅だった。このカタカナ用語があっているのか不明。
今回泊まったのは「大野屋」さん。
「おもいでぽろぽろ」の主人公が子どもの頃に泊まった「大野屋」の「三色すみれぶろ」や「ローマ風呂」に憧れちゃったのだ。「あ〜、ローマ風呂に入ってぐでんぐでんになりたい〜」って思ったのだ。しかもお値段も９８００円！夕飯、朝食もバイキング！もーーぐーたらしたろ！と。
でも、友人永沢君が車をだしてくれて乗ってみたはいいが、生きは渋滞。車の中でのかんきんじごくが６時間。ダダをこねないようにポテトを渡されてポリポリたべていたがひじょうに退屈だった。しかも、車に酔っちゃったんだな。小田原あたりで「おろせー」とうなだれながら真鶴まで頑張ってみたのだ。真鶴についた頃にはぐったり。
オイオイ、熱海じゃねーじゃねーか
と言われてしまうかもしれないが、今回の旅行が「大野屋」でぐだぐだじゃいかんので「俺たちの持丼」という企画を立ち上げた。シリーズ化するかもしれない。
まーどんなのかというと、�｜聾気竜�の刺身を集める�△竿咾魑�港で炊く��それを合わせて地元づくしの丼をつくったろ・・・・というのがこの企画。
そこで、前回真鶴に宿泊した帰りに干物を買った「二藤（にふじ）」というお店に買出しに行った。地元のアジとカマスをさばいてもらってお刺身ゲット！そして少しいったところに「シューマイ」がうまい肉の「肉の石川」でエビシューマイをゲット！それらを雪が降りそうな漁港で合体！究極の「真鶴地丼」がここに完成！！午後の３時だったので控えめの量にしたんだけど、めちゃくちゃうまかった！
気温が５度ぐらいだったので、刺身の丼を外で食うということは暴挙と思われたがあんがいよかった。近所のおばあちゃんたちやおじいちゃん達が「あらぁ〜おいしそうね」と見ている。一口ぐらいあげとけばよかったかしら。
競馬のラジオを流してるおっちゃんは「なんだこいつら」と呆れ顔だった。しらん。
そして、夕方に（といっても飯を食べたらすぐ）大野屋に向かった。
雨が降りだし、雪になるのでは？？と思ったぐらいだった。
大野屋についたのが夕方の５時半頃。さすが大野屋はでかかった！
大野屋は自己破産したらしく「伊藤園グループ」になっていた。まー同じならいいんだけど。
部屋についたら、布団が敷いてあった。しかも２つの布団がとなりに並んでいた。
「なんだこれは！！」と文句を言いながらずるずる・・・と布団を離す。男二人だつーの！
しかも、永沢はゴジラ並のいびきの男である。もしかするとゴジラも倒してしまうほどかもしれない。部屋の端と端に分ける。これが快適な旅行を行うための必須条件なのだ。寝るときは耳栓はお忘れなく。
荷物を整理したら、いよいよローマブ風呂へ！！
わくわくしながらフロントのある階へ。ローマ風呂はその奥にあるのだ。
入口にはなんか犬みたいのが８体ならんで俺を迎え入れていた。
はいっていくとなぜか壁にはエジプトのヒエログラフみたいな文様が。
更に入っていくと更衣室。なんかビーナスみたいなのがおいてある。すぐにすっぽんぽんたになって入ってみると・・・・・「うぉぉぉ・・・・ここはローマじゃ！！」と叫んでしまった。ローマ皇帝のカエサルが明かりの下にいるのだ。ローマのエンタシスの柱があり、壁の模様や奥行きのある風呂場。テルマエだ。ここはローマのテルマエだ。
感動していると、隅っこでよっぱらったおやじどもがかたまってうるさく雑談をしていた。「ふん。奴隷どもが」
心はもうローマ帝国の帝国市民。
うるさい奴隷どもの雑談も、もじゃもじゃの原人みたいなおっさんも小さく見えた。
カエサルを正面から見る位置でゆっくりとそして厳かに入湯。
この瞬間が至福。
はしゃいで入ってきたあんちゃん奴隷どもが「これよぉ〜テルマエってゆーんだぜ」とワイワイガヤガヤ。
あんまりやかましーもんだから、あんちゃん奴隷のまえをずんずん通り過ぎサウナへ。
庶民の風呂はやはり落ち着けない。まさに映画テルマエロマエの阿部寛の気持ちであった。しかし、サウナで汗をかいて出てみると奴隷どもは消えていた。
改めてカエサルのもとへ。じっくりと入湯。
ハァ〜、これぞ至福。
ちょっとすると、またもじゃもじゃが来た。そのもじゃもじゃはいきなり潜水をし、反対側から「ぶわぁー」っと顔を出す。それを左右で繰り返しやる。
天井をながめながら聞いていると、なぜかクジラを想像させる。
もじゃもじゃをみていた、おじいちゃんと孫が動き出す。孫が泳ぎだした。おじいちゃんもいくのかー！！と見ているとおじーちゃんは行かなかった。よかった。
もじゃもじゃクジラと、チンパンジーみたいな子ザルが泳ぎまくっている。なんか気持ちよさそうだ。
そこで我慢できず、おれも禁断のローマ風呂でクロールしてしまった。・・・きもちいい。
カエサルの見下ろすテルマエで泳ぐ気持ちよさ。許してくれ奴隷達よ。
そんな至福の気持ちで風呂から上がる。
そしてマッサージ機で日頃の疲れが湯気とともに抜けていく。斜め前にはおじさんがフットマッサージの気持ちよさに熟睡していた。その頭の上にはカエサルの壁紙が。なんか天にめされるような神々しい風景だったので拝んでしまった。なむなむ。
一度は「大野屋」の「ローマ風呂」にいってみなさい。みなのもの。 つづく・・。
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