この件は、様々な立場にて色々な側面が炙り出され、
且つそれが可視化されているという点である意味「面白い」。
高村やらその他自民党員やらによる「嵌められた」発言。
この馬鹿正直な条件反射的反応が、計算や強かさといった余裕の無さや、
単純且つ「感情の劣化具合」を見事に表出させている。
曲がりなりにも与党側、しかも重鎮なり中枢なりに居る人間が、
メディアに取り上げられる(聞こえる)かのようにこれを言っちゃあ、
仮に嵌められたことが事実であったとしても、即ちそれは自分らにおける対応能力の無さと、
同情心を世論なりから受けようとする非常に稚拙な状態を曝け出してもいるということだ。
そして、野党はどうなんだ、ブーメランがどうだこうだと、
非常に涙ぐましいばかりに賢明に擁護せんと、あれやこれやと遠い所から
何かの題材を持って来ては盛りつけ、どうであっても盲目的に愛し支持せんとする支持者なり
擁護者なりの「ウブな」その行為そのものが、益々の窮地を呼び可視化されていることに
依然として気づかないという・・
結局政権もその支持者も同じ穴のナントカ・・ということだろう。
一方、「嵌められた側か、それとも嵌めた側が悪いのか」という二極論・・。
これこそが実に馬鹿げた、表層的な感情論の果てに辿り着く安直な論理そのものであり、
これを臆面もなくテーブルに乗せること自体が、自身の浅ましさやさもしさを
最も具現化しているということに他ならないわけで。
こんなもの、大真面目な顔で論ずるまでもない、
どちらもそれぞれ別個で切り分け考察されるべき代物であり、
どちらに割合が高まるか・・・などという性質のものじゃなく、
双方どちらも「悪い」以外の何物でもない。
但し。
対象が弱い立場である一般人であるならまだしも、事もあろうに国家の中枢に居る
最も相当な能力・資質を兼ね備えている「はず」の政治家による顛末だった場合、
擁護など受けられるはずもない・・なんてことは一々論ずるまでもないこと。
よって、こんな内容で「嵌められたこと(事実と仮定して)」自体がもう、
政権や政治家にとっては致命的であり、能力の無さをご丁寧に披露したも同然であり、
「脇が甘い」というレベルでは到底ないってことだ。
つまりは、「嵌められた側」と「嵌めた側」、双方の割合として8:2だの7:3だのとするのじゃなく、
どちらも10割という固定概念で考察せねばならないもの。
それはそうと・・
全体から漂う“匂い”について、今の段階からあれこれと邪推するのは甚だ早計であるも、
これを持ってして単純に「反勢力による仕業・・」等という極小範囲の低レベルな争いの道具にし
喧騒劇に舞い踊らんとするならば、よほど脳天気で「お幸せな」国民性という他なかろう。
これが本当に仕掛けられたのであるならば、事はもっと壮大、複雑怪奇且つ巧妙な仕組み、
背景があると考えねばなるまい。その実こそ明確に言及出来ぬ段階も、
既に巷の一部にて散見されるように、盲目的に政治や政権が追従し、
右へ倣えで同様の持ち上げをするどこぞやの国が絡む・・
雑把に言うなれば、国際的事案の観点として洞察せねば核心には近づかない、
それほどまでに深い深い闇のこと・・という前提で観る必要があろう。
その「彼ら」は寧ろ、上記のように極小範囲の国内にて、相反する下層界隈の連中らによって、
核心から遠ざかるべく喧騒してくれることを見込んでのことであって然るべし、と。
何れにせよ、これを単に「陰謀論」として鼻をつまみ跳ね除けているうちは、IS問題同様に
依然として国際感覚に疎い「鎖国感覚の国民性」を内外に発信するも同然となろう。
■「はめられた」与党に同情論=野党は攻勢強める―甘利氏疑惑
(時事通信社 - 01月25日 19:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3820425
ログインしてコメントを確認・投稿する