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2016年01月24日01:35

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浦沢直樹展

浦沢直樹展 描いて描いて描きまくるに行って来ました。
僕のマイミクさんで興味ある方がおられるのかよくわかりませんので正直反応薄いかも
しれないんですが多少なりとも関心がある方が、もしいらしたら読んでみて下さい。

浦沢氏はまだご存命だったとしたら手塚、石ノ森氏が最も才能に嫉妬する漫画家の一人
だと僕は勝手に思っています。

20世紀少年やYAWARA!などヒット作を量産し続けるヒットメーカーなのはご存じだと
思われます。


http://www.setabun.or.jp/exhibition/exhibition.html ←参照

世田谷文学館という場所で今回初めて行きました。京王線の芦花公園という世田谷の静かな
住宅街の駅から徒歩10分掛からないぐらいの距離にありました。
文学に関係する小さな美術館という感じでした。

玄関から20世紀少年のケンヂ達がお出迎えです。
庭に池があり鯉が沢山泳いでいて意外と美しい景観でしたよ。


展示している内容としては生原稿やプロになる前に書いていた漫画のノートなどそれほど
大きくはない会場にかなりの点数がありました。
一部写真を撮っても大丈夫な所があったので、ネタバレですが20世紀少年のともだちです。

失礼ながらなんでこんな世界的に有名な漫画家の展示会を新宿や上野のような大きな
場所でやらないのかわかりませんが、浦沢氏は幼少時ご両親の不和が原因で別居生活
していたらしくその時用賀に住んでいて、ご両親が和解後に府中に移り住んでいたのも
関係して開催地が世田谷の南烏山になったのかもわかりません?

まあうちからはそんなに遠くない場所なので、個人的には良かったですけどね。
展示会なのでプライベートな個人史も年表に詳しく書いてありました。

府中市出身の有名人ってほんと多いなあ。うちの近所だよ?
芥川賞の羽田氏も確か府中だったような。


僕は浦沢作品は好きな作品はいっぱいありますが、個人的にはMONSTERが好きなんです。
MONSTERのような作品に触れると時々思うんですが、そんなに一般受けするような内容の
漫画でもない作品もあるので、どうやってその辺の線引をしてるのかなあとは思っていました。


年表に売れる前の時期ですが、メジャー誌に載せることに自己のマイナー指向とのギャップ
に苦悩していたみたいなことが書いてあり、やっぱりなあと思った箇所でもありましたよ。

それでもマイナーな作家性の強い作品と商業的な成功を収められるような作品の
パワーバランスを取るのが上手いロックで言うとボウイのような存在に近い人なのかな?
という気もします。

この方は作品にも度々登場しますが、かなりのロックファンでディランなんかは相当精通
しているらしいです。20世紀少年でもTレックスの20th Century Boyが登場したりする
シーンがありますから、僕と一緒でロック好きなのも感情移入し易い所なのかもしれません。


日曜日は浦沢氏ご本人がイベント開催ということで来られるようですね。公式サイトに書いて
ありました。ほんとはその時間に行けば良かったんでしょうけどね。
サイン会とかあるのかなあ?


生原稿や展示品を観て思いましたが、追いつめられて絶対的な苦境に立たされている
主人公が多く意外とバックが暗いお話しが多いのに、キャラクターの絵柄が悪役ですら
どこか可愛らしい印象もあるんですね。そういう所も性別を問わず女性にも受ける要因
なのかな?と思ったりもしました。

今回の展示会の公式本とポストカードなどを買って来ました。
グッズなども相当数ありましたよ。グッズはほんとはもっと大人買いしたかったっす。。。


凄く見応えがある展示会でした。今後別の場所でやるのか全然わかりませんが
ここでは3月31日まで開催しているようです。まだしばらくやっているようなので興味ある方で
何とか行けそうな場所にお住まいの方は是非♪
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