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2016年01月22日00:31

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ロシアへ愛をこめて

今日はポール・モーリア・グランド・オーケストラで長年フルートなどを担当していたルネさんの誕生日。
ギターのフィフィさんなど、この季節はこの楽団員の誕生日が続く。

さて今夜はサンドオイルさんとのやり取りでインスパイアされた(^-^)のか、ロシア(旧ソ連)のオペラを楽しんだ。
『イーゴリ公』(原題:Князь Игорь)である。

作品自体は今夜まで未見であったが、途中に出てくる『ダッタン人の踊り』はよく知っていた。
『ダッタン人の踊り』は多くのムード音楽系のアーティストが演奏している。

『Stranger in Paradise』のタイトルの方がしっくりくるかもしれない。
私が最初にこの曲に注目したのは、トニー・ベネットの歌を聞いた時だった。確か1974年の頃。

その後、この歌は『007ロシアより愛をこめて』などで有名なマット・モンロー

やフリオ・イグレシアスの『ビギン・ザ・ビギン』録音のアイディアの元となったジョニー・マティスなども取り上げている。


近年ではサラ・ブライトマンも録音してヒットした。


そして我らがフリオ・イグレシアスも1978年にアルバム『Emociones』の中でディスコティックなアレンジで歌い、ヒットした。


この他にもエンゲルベルト・フンパーディンクやアンドレア・ボッチェリなども歌っている。

一方ムード・インスト系だとマントヴァーニやパーシー・フェイス、レイ・コニフなど多くのアーティストが取り上げている。
我が家の近所のスーパーマーケットではリチャード・クレイダーマンがフリオ・ヴァージョンで録音したテイクが『ビギン・ザ・ビギン』と共にいつもヘビー・ローティションでBGMで流れている。
確かにこれらの曲がかかると不思議と購買意欲が増す。(^-^)

ダッタン人とは日本語では『韃靼人』と書くようだが、韃靼茶や韃靼そばとは何か関係があるのだろうか?

旧ソヴィエト連邦。
社会主義体制やそれらの思想は私の見識には合わないが、現在のロシアも含めてこの国が生んだ多くの音楽や芸術は大いに評価したい。

私がかつて勤務(夜の副業的な仕事)した社交クラブの名前が⇒ここ最近『Paradise』という名前に変更となった。
勤務していた当時は、キャスト即ちホステスの大半はロシア人であった。
まさに”ストレンジャー・イン・パラダイス”といった感じだった。
フォト
ちょっとした余興的なミニ・パーティーで私は『黒い瞳のナタリー』をスペイン語と少しのロシア語(オチョ・チョニア〜)を歌ったらば大うけだった。
「この歌は元々はロシア民謡だよね?」と私が言ったらば、日本語がペラペラのウクライナ美女が一言。
「この曲は厳密にはロシアのものというよりもウクライナの曲ですよ!」とのことだった。
日本ではこの地域の曲はほとんど『ロシア民謡』とカテゴリー分けしているが、実際にはこういう複雑な国際関係が介在してるのだ。

現在でも思想やパイプラインなどを巡って何かと緊張関係が続くロシアとウクライナだが、彼女たちは諍いもなく上手く付き合っていたのが印象的だった。

ミニ・パーティの途中で『ポーリュシカ・ポーレ』を歌ってみた。
この曲は日本では仲雅美が日本語で吹き込んだのでカラオケにあった。
そうしたらば、ロシア人の彼女たちには何故か不評だった。
日本語ペラペラのひとりに理由を訊ねたところ、『ポーリュシカ・ポーレ』がヒットしていた時代には、旧ソ連では粛清など芳しくはないことが行われていて、彼女たちにとっては『戻りたくない暗黒の時代』なのだそうだ。

こういった体験は、平平凡凡と生きている同じ世代の日本人には理解できない、重たいものなのだろう。
いや、もしかすると平凡に生きる日本人のほうが幸せなのかもしれないが、
安倍政権が声高に唱える『戦争法』などが闊歩するとなれば、日本人も安閑とはしていられないのかもしれない。

まずは難しいことを抜きにしてステキな歌を楽しもう!!
『Johnny Mathis/Begin the beguine disco』


*文中の写真は本人許諾のうえ掲載しています*




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