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2016年01月20日22:35

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「1人外食」が苦手?

日経ビジネス・オンラインに、「4割弱の男性が、「1人外食」に苦手意識」という記事が掲載されていた。

≪仕事で訪れた街で腹をすかせて真剣にメシ屋を探す雑貨商(「孤独のグルメ」)や「ご常連」と言葉をかわしつつ杯を重ね夜の街に消えていくイラストレーター(「吉田類の酒場放浪記」)。オヤジがひとりで食事をしたり酒を飲んだりするだけのテレビ番組がこんなにウケる国も珍しかろう。ひとりメシ、ひとり酒は、「孤独のグルメ」風に言えば「現代人に平等に与えられた最高の癒し」としてすっかり社会に定着したように見える。

だが、実態は少し違う。筆者は、『ひとり外食術』(弊社刊)という書籍の出版に当って、都内で働く数多くの20代〜50代男女にひとり外食事情を取材した。そこで何度も耳にしたのが「実はひとりで店に入るのが苦手なんです」という告白だった。≫

「1人外食」が苦手な理由というのは、≪「知らない店は値段が分からないので怖い」「常連が多そうで気後れする」「ひとりで何をしていいのか分からない」≫ということらしい。

なんともつまらない話である。

僕は、「1人外食」は全然OKである。否、むしろ、気を遣う相手とか、面白くない相手と一緒に食事をするくらいならば、1人の方がよほど気楽で癒されるではないか。「1人外食」上等である。

単身赴任生活が長かったり、出張の多い部署が長かったせいもある。1人でメシくらい食えないようでは生きていけないではないか。

だいたい、誰かとツルまないと何もできないというのは、なんだか幼稚な感じさえする。

女性の知人に訊くと、「1人牛丼」「1人回転寿司」「1人ラーメン」がダメという人がいる。理由は定かではないが、「寂しい女」だと見られるのが嫌なのかも知れない。ヘンな意味で自意識過剰な気がする。「お前のことなんか、別に誰も見ちゃいないよ」と言ってやりたくなる。

むしろ、居酒屋とか、焼き鳥屋とかのカウンターで、1人で飲み食いしているような女性はなんだかそれだけで大人に見える。前にホルモン焼き屋で、1人で七輪でホルモンを焼いている女性とカウンターで隣り合わせになったが、実に格好良かった。

BSで「ワカコ酒」というドラマが放映されている(「孤独のグルメ」同様に原作は漫画)。主演の武田梨奈が実にはまり役なこともあるが、1人飲みができる女性はなかなか素敵だと思う。

女性でさえそういうことなのだから、いい歳をした男性が「1人外食」が苦手だなんて言うのは実に恥ずかしい。自分はお子ちゃまだと白状しているようなものである。

最近、外で昼食を食べる場合、たいてい1人で単独行動である。同じ会社の人を誘ったりしない。その日その日の気分で自分が食べたいものを食べようと思うと、他人の意向に左右されない方が自由度が高いからである。僕のいま勤めている会社の周辺はランチ激戦地区で多種多様なジャンルの飲食店がしのぎを削っている。まだまだ全然開拓できていない。

出張に出かけた際にも、たいていはホテルの近くを適当にぶらついて外食をする。間違ってもホテルの部屋でコンビニ弁当なんか食べない。そんなの面白くないではないか。「孤独のグルメ」の井の頭ゴローみたく、適当にカンを頼りに店を探す。当たり外れはあるが、それ自体が楽しい。

来週は山陰方面に出張する。何が食べられるか、いまから楽しみである。
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