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2016年01月19日23:58

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都七福神(前半)

 正月は七福神巡りの季節である。 特に松の内はあちこちで七福神巡りが行われるし一月中ならば多くの七福神巡りがある。 
 その七福神巡りでも日本最古を誇っているのが京都の都七福神である。 事の真偽はともかく他に日本最古を自称する七福神が無いので言わば「言ったもん勝ち」で京都の都七福神が日本で最も由緒ある七福神巡りの栄誉を享受している。 


 現在京都で七福神巡りと言えばこの都七福神を指す事になる。 昔は京都には「京都七福神」「京の七福神」等々いくつか七福神巡りがあったらしいが今では完全に淘汰されている。 神社仏閣の多い京都で実際に機能している七福神巡りがこの都七福神だけと言うのも不思議な気がする。 例えば東京には浅草名所七福神、下谷七福神、谷中七福神、隅田川七福神、港七福神、新宿山の手七福神、雑司が谷七福神、柴又七福神、深川七福神....その他の七福神巡りが実際に七福神巡りとして機能している。 京都にもっと七福神巡りがあっても良いような気がするのだが....。


 しかし京都でこの都七福神の人気は圧倒的である。 一月中には何とこの都七福神巡り専用のバスまである。 こんな事他の七福神巡りでは考えられない。 一月と限らず一年中この都七福神巡りする人が絶える事がない。


 この都七福神の構成寺院は以下の通りである。 

毘沙門天....東寺
弁財天....六波羅蜜寺
大黒天....松ヶ崎大黒天
寿老人....革堂行願寺
福禄寿....赤山禅院
恵比寿....えびす神社
布袋尊....萬福寺


 この中で萬福寺だけが宇治市に存在する他は全て京都市に存在する。 京都には
他にも布袋さんを祀っている所が幾らでもありそうだが、わざわざこ萬福寺を入れているのはここの布袋さんの存在が圧倒的だからであろう。
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 これがその萬福寺の布袋さんである。 我々が普通に連想する布袋さんとはちょっと違う雰囲気だ。 なんか少し異国風の布袋さんだ。(笑) これを見るだけでもこのお寺に行く価値がある。 
 都七福神の札所ではこの萬福寺が唯一拝観料が必要である。 この布袋さんはタダでは見れないのだ。 
 ここだけ京都の市街地から離れている上にここだけ金を取るのだ。 都七福神巡り最大の難所である。 


 七福神巡りでは色紙に御朱印を集めるのだが他の七福神巡りが大抵ハンコだけを集めるのに対しこの都七福神では手書きの御朱印を集める。 大判色紙にオール手書きの御朱印の迫力は他の七福神巡りでは得られない魅力である。
 都七福神の色紙はそれぞれの札所で違う色紙を使用している。 これも他の七福神巡りでは考えられない。 最初に行く寺を変えれば七種類の色紙が手に入ると言う事だ。 今回の都七福神巡りは革堂行願寺から始める事にした。


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 この行願寺は西国三十三箇所の札所であるがやや地味な存在でさほど来客はいない。 京都の市街地に有りさほど境内は広くないが流石に西国三十三箇所の札所であるからお堂は立派である。 


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 境内の一角に七福神の石像がある。 それとは別に寿老人のお堂がある。 


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 お堂の中の寿老人。


 この革堂行願寺は西国三十三箇所の札所であり、京都洛陽三十三箇所の札所でもある。 私はその両方を回っている。 さらに都七福神は去年も回っているのでこの革堂行願寺は何度も来ている。 そこで気が付いたのだが御朱印所には何時も尼さんが座っている。 どうやらこのお寺は尼寺のようだ。 以前は婆さんの尼さんが座っていたが最近は若い尼さんがいる時が多い。 
 で、私が知る限り若い尼さんは二人いて一人はそうでもないがもう一人は以前坊主頭になって謝罪会見した峯岸みなみ並に可愛い尼さんである。(笑) 
 御朱印所に居るのが婆さんの尼さんだったらお参りだけして帰り、若い尼さんだったら御朱印所に行って御朱印を貰う不心得者がいても不思議ではない。(自爆)


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 この革堂行願寺で都七福神色紙を購入する。 御朱印代込みで1800円だった。


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 次は福禄寿を祀る赤山禅院である。 ここは京都の市街地のやや外れにあるお寺である上に知名度が低く革堂行願寺以上に参拝者が少ない。 都七福神の札所でなければ私も訪問する事は無かっただろう。 それだけにこの赤山禅院にとって都七福神は重要な客寄せのネタである。 境内を歩くとこの寺が都七福神に力を入れているのがよく分かる。


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 赤山禅院の御朱印所には都七福神の完成した色紙が掲示されていた。
 

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 次は赤山禅院からさほど離れていない松ヶ崎大黒天に向かう。 その名の通り大黒さんを祀っている。


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 境内には南無妙法蓮華経のお題目の石碑があるから日蓮宗のお寺である。 当然境内にある石像は日蓮聖人と言う事になる。


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 この松ヶ崎大黒天も京都市街地の北の外れにあり参拝者が少ない寺である。 都七福神で訪問する人が大半を占めると思われる。 ここにも都七福神の色紙が飾られていた。


 

 





 
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