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2016年01月18日01:17

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下北沢でTelevisionを観ましたよ

Televisionを観に行って来ましたよ。Televisionの1stアルバム、MARQUEE MOONを
再現演奏するというライブだったので先ほど弱音つぶやきで、ぼやきましたが
ここの所仕事のし過ぎであんまり体調が良くなかったんですが、もうこのバンドもメンバーが
結構歳だしこの機会を逃すと次回はいつ来てくれるかわからなかったので
ネットで調べ当日券が存在してることを知り急遽行くことにしました。

全曲再現ライブって最近はよく名前を聞きますが、実はどのバンドでも1回も行ったこと
がないんです。それも行ってみたかった理由の一つです。

まあこのバンドの1stアルバムは文字通り死ぬほど聴いたアルバム個人ランキングで?
ベスト3には入ってますから体に鞭打って頑張りました。
ライブハウスの下北沢Gardenという場所です。ここも初めてですね。


彼らのライブは前回の来日も行きまして2014年の4月に頭脳警察も一緒にちょこっと観れた
と日記にしたので、読んでくれてるマイミクさんもいらっしゃいますよね。

トム・ヴァーレインが想像を遥かに凌駕する神経質男で音が気に入らないとライブが
曲の途中で中断したり呆れたという趣旨の文章を書いた記憶があります。
意外と短いスパンで来てくれてますね。


会場で待っている時間流れている曲がDJとレベルレベルが流れたとつぶやきましたが
ボウイはスケアリー・モンスターズというアルバムでトムのソロの曲、キングダム・カム
という曲をカバーしていますから、ボウイとつながりは深い人の一人でもあります。

トムもボウイ好きなのかもしれません。ボウイの曲がかなりいっぱい掛かったのですが
メモを取ってないので全曲は覚えてないんですが、1984とボーイズ・キープ・スウィンギング
も掛かりましたね。

ということでボウイつながりでアンコール辺りでキングダム・カム辺りはやってくれるかも?と
予想していました。しかし予想は全然ハズレです(笑)

セットリストをネットで探してコピってきました。


下北沢Garden Setlist

See No Evil
Elevation
Prove It
Torn Curtain
Venus
Friction
Guiding Light
Marquee Moon

---encore1---
Little Johnny Jewel
---encore2---
I'm Gonna Find You

Marquee Moonをアルバムと同じ順番ではやらないので多少違和感はありました。
前回来てくれた時より寄る年波のせいか?トムのボーカルがパワーダウンしていたのは
感じましたが演奏としては良かったと思います。

Marquee Moonというアルバムですが、キャリアの最初から捨て曲なしのあれだけ驚異的に
創り込まれたアルバムを出してしまうと、その後が困りますよね。ピストルズなどにも言える
ことですが、名前が残るようなバンドは1stアルバムは数曲代表曲があり、アルバムとして
3〜6枚目ぐらいの間にピークや最高傑作と呼ばれるアルバムを創るのが一般的ですから
こういうキャリアの最初期にピークが来てしまうバンドはある意味不幸だと感じることも
あります。例外なくバンドとして短命ですもんね。



まあ1時間半ぐらいしかない短いライブでしたが満足でした。
正直またトムがキレて中断するのではないかとヒヤヒヤしてました。
中断の心配をしながら観ないといけないライブと言ったらガンズのアクセル・ローズと
このトム・ヴァーレインぐらいじゃないですかね?ぎゃはは。

でも1曲1曲終わるとチューニングしてるしその辺はこういう細かい人なんだなと
やっぱり思いましたよ。しかし普通のバンドだったらキーボードで出すような音も
2本のギターのみでやってますし、チューニングが命の繊細な音を出すバンドとも
言えると思いましたね。


トムのちょうど頭の後ろに水色のライトが照らされていまして、頭の真後ろの位置に
あるんですね。あれ熱くないのかなあと僕は思ってました。正直キレるかも?と
思っていると、曲が終わって水を飲んでいるのでやはり熱かったらしく、ライトを指して
ホット!って言ってましたから、スタッフが慌ててライトの照度を落としてました(笑)

以前1回しかライブを観たことないそんなに頭の回転が早い訳でもない自分でもトムなら
こういうこと言いそうだと予想出来るのにツアーマネージャーとかバンドの面倒見てる
スタッフとか帯同してないのかなあ?

もうここまで読んでくれれば、トム率120%全開でつっ走ってる感じなのがわかって
もらえると思います。よく言えば芸術家肌のナイーブな人なんですが、悪く言うと
めっちゃめんどくせーーー奴なんです。


Marquee Moonの全曲のセットが終わり、やはり曲の完成度がハンパじゃないと改めて
思い直しましたよ。
アンコールも含めライブが終わり帰ろうとすると、僕より若い男の人が一緒にいる女性に
話しかけているのが僕の耳にも聞えました。敬語を使っていたので知り合いか先輩か
わかりませんが、カップルではないようです?

なんだか演歌みたいだったと。あと現役感がないなと。。

正直僕も同じことを思いましたが、Marquee Moonというアルバムの性質上あまりにも
曲が細部まで創り込まれているので現代風にアレンジしたり、曲をいじると根本的に
ダメダメな感じになってしまうと思ったので、そういうのも配慮に入れてやってる部分もあると
思うよとその彼にちょっとだけ言いたかったのですが、言葉を飲み込み心に閉まって
おきました。あれはあれで良いのかもしれません。


アーティストのみんながみんなボウイみたいにいつの時代も新しい時代の空気感を
纏いつつ新たなフェーズに突入って音楽ライターが好んで使うような野心的な作品を創れる
人ばっかりじゃないですからね。

目に見える変化には乏しいかもしれませんが、こういう経験とキャリアを重ねてより
アップデートしたライブをやってくれる人もいても良いのかもしれません。
そんなことを思いました。

アンコールの2回目が終わり会場内に電気が付くと流れた音楽はサフラゲット・シティです。
またボウイかよ(笑) このオチで終わりたかったっす。うふふ。
ちなみに写真はライブのチケットです。
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