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2016年01月17日19:06

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浦和レッズについて

浦和レッズについては、いろいろと書きたいことがあるが、書き始めると愚痴めいた話になりそうだし、終わったことを「あーだ、こーだ」と言い募っても仕方がないので、やめておく。

圧倒的な観客動員数を誇るビッグクラブでありながら、長年にわたり、タイトルが取れないことについて、怒っているファン・サポーターが少なくないのは当然のことだと思うし、僕もサポの端くれとして、是非とも今季こそはタイトルの1つくらい取ってもらいたいものだと切望する気持ちに些かも偽りはないのだが、ポジティブに考えれば、昨今のレッズのパフォーマンスは決して卑下するほどのものではない。

11年は最終節まで残留争いをしており、最終順位が15位。首の皮一枚で辛くも降格から逃れた。

ペトロヴィッチ監督を迎えて、翌12年はそれが一躍3位に躍進。ACL出場権も5年ぶりに獲得した。

13年も優勝争いに最後の方まで絡む大健闘を見せたものの、勝負弱さと終盤での失速という現在まで続く「持病」を併発して、最終的には6位となり、ACL出場権も逸した。

14年はシーズン通じて好調を維持したものの、やはりここ一番の勝負弱さと終盤の失速という持病がここでも祟り、最終節に引き分けでも優勝できる試合に負けて、勝ち点1差で2位となる。

記憶にも新しい15年は1stステージは無敗優勝するも、2ndステージは失速して4位、年間勝ち点でも広島に抜かれて2位。さらにCSで宿敵ガンバにまたも負けてしまい、年間で勝ち点72、通算4敗しかしていないにも拘わらず(普通ならば優勝しない方が不思議なくらいの成績である)、年間順位は3位になるという珍記録をこしらえてしまう。

こうして見ると、たしかに病気かと思うくらいに、勝負弱くて終盤でガス欠になってしまう状況が毎季繰り返されているのだが、11年シーズンには降格争いをやっていたクラブが、12年以降は毎年続けて常に優勝争いに絡む大健闘をしているのである。冷静に考えれば、これはなかなか凄いことではないだろうか。

他のクラブだったら、監督は大いに賞賛され、「名将」扱いされても不思議ではないのだが、浦和に関しては、ペトロヴィッチ監督を解任しろと言っているサポも少なくないと聞く。どうしてそういうことになるのだろうか。

たしかに優勝してもらいたいし、タイトルも取ってもらいたい。浦和みたいなビッグクラブだと、ファン・サポの期待値も高いから、優勝以外は負けに等しいと思っている人も少なくないかも知れないが、こうやって継続的に高い水準の成績をずっと維持していることは素直に評価するべきだろう。

ただし、昨今のACLなど見ていても、他国の有力クラブはカネにものを言わせて強豪国の代表クラスの選手を買い集めており、そういうところと伍して戦うには、浦和ももっと真面目に補強に取り組む必要があるだろう。広島はCWCで3位になったが、じゃあ、ACLで優勝できるかとなると、やはり戦力不足である。予算規模が一番だということは、人件費に充てられる金額も一番であっても構わないわけであり、補強においても多少の冒険的な投資も許されるのではないだろうか。

リーグ優勝も、ナビスコ杯も、天皇杯も、何もタイトルが取れていないのはたしかに寂しいことだが、長い目で冷静に見守っていくスタンスも必要だろうと思いつつ、間もなく始まる新たなシーズンのレッズの活躍を期待したい。
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