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2016年01月17日13:19

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スキーバス事故に思うこと

 値段の観点からバスを選ぶことは多いと思います。交通費を安く済ませてほかのことにお金を回したい、ということについて、異論はありません。ただ、安かろう悪かろうをもたらしてしまうことの一因になっていることは考慮しなければならないのだな、と再び思いました。

 提供するバス会社が担保しているはず、と安易に考えてはならない、というのは、悲しい現実なのですね。ただ、そうまでして安くしないといけないのはなぜか、ということを考えてみると、利用者側にも課題があるといえますね。安くするということは、何かを犠牲にしているわけで、それが会社の利益分だけであればまだしも、本体担保されるべきな安全面での配慮の部分にまで食い込まないとやっていけない、ということなのではないでしょうか。運転手に十分な休息や余裕のある運行次期を確保することが難しくなってきていることも一因なのでしょう。恒例のドライバーが多いというのも、若い方に魅力のある賃金体制が確保できていないのだと思います。

 たしかに、バスのメリットは安いことになることは否めません。とはいえ、安全を担保したうえでの低価格を望んでいるのがほとんどだと思います。しかしバス会社としては、そのように考えた料金では乗客が確保できなくなり、事業の継続性が厳しくなってくるので、やむなくさげるしかない、という負のジレンマに陥っているのではないでしょうか。それでなくとも、3列シートバスの増加により、一瓶あたりの乗客数は少なくなってきているのが現状

 どの料金レベルがベストなのか、私も断言できません。現状、仙台=東京であれば、昼行便の5,000円台は、安価に感じられる価格だと思います。安易に料金を下げるバス会社にも課題はありますが、それを選択せざるを得ない状況に陥らせているのが利用者であると思います。いろいろなものが安くなってありがたいと思う反面、業務として継続して行得ていけるんだろうか、という不安を感じてしまいます。必要以上に高価にすることはもちろん問題ですが、企業として生き残るための余剰分は、多少許容するようになっていかないと、共倒れが待っているような気がしてなりません。

 介護職に携わる人間が少ない、ということも、根本はつながるものがあるように感じます。



バス転落 基準下回る運行代金
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=3807059
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