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2016年01月16日19:28

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ファミコンという冒険マシン

RPGで本当に冒険心を煽られたのはドラクエ、FFともIIIまでぐらいだなぁ。
どちらのIVやVも名作だと思うけど、RPGはグラフィックなどの進化に伴い映画のようになっている。
それに比べI〜IIIは文学作品を読むかのような脳内補完をはたらかせる余地が圧倒的に多かった。

それにしても、何をどうしたらあんなに濃厚な内容が64KB〜2MBまでのあいだに収まるのかいまだにその仕組みがよく分からない。
だって、イマドキ3和音で音楽を作ったってすぐに数MBいかないか?
メモ帳でわずか数文字をうっただけでもすぐに数KBになる。
どうしたらごくわずかな容量の中にあんなとんでもない作品を入れることができるわけ?
こういうことを考えると、かつて携帯電話の着信音がまだ3和音だった時代に、着メロ職人たちが苦労しながらハイクオリティな着メロを作り出していたこととも共通するなぁと思います。
着メロ職人たちにとって16和音や24和音、そして現実的な音を出せるに至って作業がクリエイティブなものでなくただ必要な音を打ち込むだけの仕事になってしまったようです。

ゲームも似たようなところがあって、わずかな容量の中に夢いっぱいの世界を詰め込むからボクたちは夢中になったのでした。
そこにはプレイヤー側が作り出す世界観という想像力/創造力が関与する部分があった。
ドラゴンクエストもファイナルファンタジーもスーパーマリオもゼルダも、みんなそう。

そういう夢の世界観というものを今のゲームには感じられなくなってしまったのが残念に感じます。
とはいえ、もちろん最新のハイスペックゲームマシンのおかげでMGSのような素晴らしいアクションゲームが、GTのような素晴らしいモータースポーツゲームが、あるいは様々なサスペンスゲームが、生まれえたわけで、ファミコンの頃の機能では技術的にどうしようもなく駄目駄目だったジャンルがハイスペックマシンのおかげで楽しめるようになった部分ももちろんありますけどね(例えば、昔のレースゲームはしょぼくて遊べない。F-ZEROぐらいからようやくよくなってきて、GTやF1などでリアリティあるドライブができるようになった。見下ろし型ではF1サーカスやファミリーサーキット、F1 GRAND PRIXなど名作があったけど)。


そして伝説が始まった! ドラクエシリーズの生みの親、堀井雄二さんが初代ドラクエの資料を公開
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=3806535
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