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2016年01月14日23:36

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読む見る取り込む

わりと積極的に電子書籍を購入したり、所蔵品を積極的に自炊して、タブレットやスマホに入るようにしたおかげで、以前より読書量が増えてきている。もちろん電子書籍を買ったはいいが途中で止めて別の本に移ることもままある。しかし、いつでもどこでも読もうと思えば読める環境になったおかげで「積ん読」状態は解消される。
どんな本を読むかといえば、事件系のノンフィクション・ルポタージュ 軍事もの 新書や評論がもっぱらでライトノベルや漫画はほとんど読んでいない。

いまのところ、私の自炊生活は順調と言っていい。本の糊を電熱製本機で溶かして、バラバラにし、断裁機で糊の部分をバッサリと切り落として、あとはドキュメントスキャナにかけていくだけ。こんなちっちゃなHDDにここまで大量の本が収納されていくのである。今まで、外付けHDDがある日突然昇天していった経験から、HDDは容量は小さくてもいいからポータブルがいいこと。海外メーカーはどんなに安くてもあっさり壊れることを知っているので国産メーカーにすること。保存は2台並行にすること。ここまでやっている。
光沢紙を使った写真集やポーズブックも給紙ローラー表面を定期的に丁寧に拭き取りさえすれば、上滑りや空回りしないで取り込むことができる。この方法で山のように溜まっていたポーズブックを処理することができた。
問題は画集のような大型本をどうするかだ。私のドキュメントスキャナは不幸にしてA4までしか取り込めない。画集はB版ばかりでとにかくデカイ。見開きも多く、そう簡単に断裁機にかけることもできない。非破壊式のスタンドスキャナもあることはあるが、どうも性能があまり良くないと聞く。それに自動ではないから時間の問題も関わってくる。秋葉原にあるという自炊専門店に持ち込むべきか否か、それを迷っている。

わざわざpdfにするよりもフォルダ分けして画像ファイルのままの方が、読み込みも時間がかからないし、見開き設定もできる。スマホやタブレットのpdf閲覧ソフトはあまりいいものが揃っていない。むしろ、画像ビューアーのほうが融通が効くといえる。

かつての私もそうだが、本を殺めることに心を痛くする人がいる。しかし、形あるものはいずれ壊れる。本も丁寧に保存しないと、いつか壊れてしまう。この壊れてしまうとはどういうことか。私の場合、家の倉庫にしまっておいたがある日整理してみたところ、大半がカビにやられていたことがある。こういう痛い経験があるからこそ、新品の状態で自炊することが本を大事にすることなのではないだろうか。処女に接吻をあたえるかのごとく、カッターで裁断のために初めの切込みを入れるときは大きく動揺する。しかし、いったん切込みを入れてしまえば、あとは思い切って裁断まで行ききってしまうしかない。そうやって本を供養することが本を思う気持ちなのではないだろうか。


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