昨年観た映画・歌舞伎・踊りなど

映画人の集まり「ハヤシネ会」から昨年観た映画のアンケートが来ました。
☆☆☆☆以上（五点満点で）と云う形式なので・・・やはり少なくなりますね。
＊どうしても辛口なので・・・。
その中で文句無く１位は「レインツリーの国」です。
恋愛映画の王道でした。
主役の二人は、若い方に人気のある女優さんとジャニーズ系の方でした。
廻りの役者も充実してました。
そしてラストシーンは、「嗚呼！　映画だなぁ〜！！」と思いました。
やはり映画は「娯楽で無くては・・・」と思ってます。
他に「００７」「スターウォーズ」「ゆずり葉の頃」（これは自分が出てたから）。
「黄金のアディーレ」「あん」「バードマン」「幕が上がる」「アメリカンスナイパー」　と云うところです。
昨年は☆三つが多かったですね。
なかなか四つ☆までは、「日本の一番長い日」は、岡本喜八監督の方が良かったです。

歌舞伎は、新作では「アテルイ」で脇役陣（亀蔵・橘太郎）が良かったです。
「ワンピース」も面白く拝見しました。
役者を変えて再演があるとは思えないのが・・・残念です。
特筆は菊之助の七月・国立劇場の知盛が傑作でした。
松緑の髪結新三は、錬れば良くなる可能性を感じました。
問題は脇役陣です。大家が大抜擢で橘太郎で見たかった。
大御所連は、「老い」を感じました。

歌舞伎舞踊は、本公演で感動するものが残念ながら有りませんでした。
自主公演で尾上右近の「研の会」の【鏡獅子】が良かったですね。
弥生も獅子も過不足なく見られました。
お手本は、六代目・菊五郎で彼の曽祖父です。
【藝】と云う名著に書かれているものを具現化して呉れました。
これから本公演で２５日間踊る体力を付ける事ですね。