緒方はマトモなほうかと思ってたんだがなぁ....

■安倍首相、拉致利用批判に猛反発＝「無責任な誹謗中傷」―衆院予算委
(時事通信社 - 01月12日 17:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3799681

地元北九州なので、緒方氏は見かけたことがある。民主党の中ではマトモかな？と思ってましたが、これはダメだ....ちょっと擁護できんですなぁ。

安倍首相が北朝鮮の拉致問題で前進できてないのは事実だけれども、それは安倍首相だけのせいか？って話で、水爆実験して喜んでたり、潜水艦からのミサイル発射映像流して国威掲揚してるような国相手に、どうやって何を交渉する？って話だと思うんだけどね。

民主のように、ひたすら融和援助で行く、という路線もあったかもしれないが、民主政権時代に始まる中国との敵対は、強まる一方でここまできていて、しかもここにきて経済爆弾破裂がほぼ確定となってきている。北朝鮮に融和策をとる、ってことは、中国のご機嫌伺いが欠かせない。が、現政権にはこれは飲めない条件だ。まして、北朝鮮自身が水爆実験などをやらかし、国際社会としては一層の経済封鎖を行う方向性の中、渡りをつけられるかもしれない韓国は中国寄り。USAと安保で敵対し、日本とは慰安婦問題で絶賛迷走、って状況で、どんな有効な手があるのか？

次に北朝鮮に要求を突きつけて有効性が期待できるとしたら、軍事オプション付きでないと効果が薄い段階にきてしまったように思う。これは韓国が半ば崩壊してることが前提となるし、中国も軍が出せない条件下でないと無理だけど。

中国経済は（少なくとも一度は）崩壊すると数年前から私は思ってたので、現状の崩壊報道については驚きはない。ただ、ここからどれだけの期間でどこまで持ち直してくるのか、それに伴い内戦を選ぶか外戦を選ぶかで、日本がやるべきことは相当大きく変わると思う。この予測はめんどくさいなぁ……。

戦争なしを選んで内需拡大に走ってくれるのが実は日本や近隣諸国にとって一番いいんだけど、中国の政府にとっては究極の茨の道なので多分選ばないだろう。
　頭を下げるのを嫌う中国が選びそうな道の中で、最もイージーなのが、中国が北朝鮮を電撃的で滅ぼして（ちょっとしたクーデターで多分成立するだろう）、北朝鮮エリアの一部を韓国へ割譲することを条件にウラで完全属国化、日本との対立路線を煽りつつ韓国をエサにUSAと交渉、大陸における覇権確立ってパターンか。USA側としては、韓国を諦める代わりに中国は台湾+南沙を諦めろ、ってところぐらいしかないけど、台湾を中国が諦めるかどうかがカギかな。半島と台湾で紛争が同時に起きれば成り立つかもしれんし、ある意味台湾で内戦といえばいえるから、紛争の大きさと被害次第ではいけると判断するかもしれない。

あとは南沙方面が引き金でUSAと中国が直接対決ってパターンだが、個人的には小競り合いや南沙空爆まではあっても、全面対決はないと思っている。いくらなんでも中国が全面対決を避けると思う......んだけど、中国って時々信じられないぐらい強引で一方的なことやるからなぁ.....。日本の政治も他国のこと言えるようなレベルじゃねぇけどさ（苦笑