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2016年01月11日22:38

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ボランティアの旅 2016.01.11

連休最終日は今年のお手伝い始めを常総で。

年が明けたからか農地などの私有地で重機を見かけるようになり、行政主導の復旧作業が市民にも行き渡り始めたように見えます。
過去に作業した現場の田んぼには一面に砂が積もっていましたが、その砂の除去途中の形跡が見られ、やはり作業した側溝の近くでは、別の側溝から出したと思われる泥の山が農地に点々と積まれていました。

そんな中、今回は昨年末から引き続きのお宅へお邪魔しました。
例のソーラーパネルが設置され、自然堤防が削り取られたことが越水に繋がったと言われている地点のほんの近くの場所です。

依頼主さんは、今後起こり得る越水への備えと、なかなか堤防の嵩上げ工事を決断しない行政へのメッセージを込めて敷地周りに堤を作るプロジェクトを発足したそうですが、その堤作りがお手伝い内容です。
堤の土台として、越水した濁流が運んできた川砂を詰めた土嚢袋を積み上げていきます。
ただ無造作に積むのではなく、高さを揃えることを気にしつつ、積んだ土嚢は踏んだりスコップで叩いたりして固めていきます。
正確には数えてませんが、千個はくだらない土嚢を積み上げたと思います。

一面が完了し、他の面もある程度片付けることができました。
土台が完成した単純な達成感もありますが、積み上げた土嚢を見た依頼主さんの嬉しそうな表情を見たことが何よりの達成感でした。
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昨年9月の発災から4カ月が経ちました。
僕らがお手伝いに伺ったお宅の方々は前向きになることができたとの言葉を聞くことが多いですが、街全体を見るとそうしたケースは少ないんだろうなと思います。

日常生活を送るにもエネルギーが必要ですが、災害からの再建にどれほどのエネルギーが必要となるか、被災したことのない身としては正確には実感できません。
ただ、現地に行き、被害状況を目の当たりにすることで想像することはできます。
そして、想像した時にできるだけ通い続けようというモチベーションが湧いてきます。

僕にでもできることがあるのであれば、行かない選択肢はありません。
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