舞台は中世ヨーロッパ。十字軍の遠征から母国に帰ってきた騎士アントーニウスと従者ヨンス。二人は領地を目指し移動を開始するが、アントーニウスの前には誰にも見えない〈死神〉が現れていた。死神が出た以上、アントーニウスの死は確実だが、彼は大胆にも死神にチェスの試合を申し込む。負ければ死を受け入れるが、勝ったら自由にしてくれと頼んだのだ。死神はこれを受け入れる。
アントーニウスとヨンスは、旅の途中で民衆が疫病に怯えている事実を知る。人々が逃げ惑う中、神学者は盗賊に身を落とし、敬虔な信者たちは自らを罰し死を受け入れようとしていた。二人は、若い女リーサ、旅芸人夫婦ヨフ&ミア、鍛冶屋プローグなどと知り合い、移動を共にする。その間にもチェス試合は続行されるが、アントーニウスは劣勢だ。そしてついに屋敷に到着した夜……
ベルイマンの代表作「第七の封印」。死を前にして、〈何かを成し遂げたい〉という気持ちから死神に待ったをかけた騎士たちが、現実を受け入れて最後に死神を迎えいれるという死生観ドラマです。終末映画としては、「渚にて」に近いかな。「生きる」っぽくもあるんだけど、結局騎士は何も成し遂げてないから、感動とかスッキリ感はありません。十字軍遠征が何かとか、キリスト教の黙示録についての知識とか、少々教養を要する作品でもありました。
死神の強烈なビジュアル、まだ若いシドーさんの存在感など、映像的にも楽しめる一本。オススメです。
ちなみに、シュワの「ラストアクションヒーロー」に登場した死神は、この映画からの引用。イアン・マッケランが演じてました(笑)
(ブルーレイのみ所有ソフト:59枚目)
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