週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★ Vol.850（2016/1/2)

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　　＊■□■■□□■■■＊週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★＊
　　＊■□■■□□■☆彡＊　　　　　　　　　　　第８５０号＊
　　＊■■■■■■■■■＊２０１６／１／２　　　　　　　　＊
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※このメールは等幅フォントでご覧ください。
==【もくじ】========================================================
　　□週刊うるとら★ラッキー☆シネマ★第８５０号
　　■映画インプレッション『母と暮せば』
　　■石男的衛星電影案内（Vol.781）
　　■２０１５年独断と偏見のベスト１０
　　■編集後記
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■映画インプレッション（新作映画）by.STONEMAN
　　『母と暮せば』
　　監督：山田洋次　主演：吉永小百合、二宮和也
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　　☆長崎で暮らす女性と原爆で亡くなったはずの息子が繰り広げるエピ
　　ソードをつづる、山田洋次監督によるファンタジーです。

　　1945年8月9日、長崎に原子爆弾が投下された。それからちょうど３年
　　後。助産師として働く伸子のもとに、原爆により死んだはずの息子・
　　浩二がひょっこりと現れる。それからというもの浩二は度々姿を現し、
　　伸子と思い出話や浩二の恋人・町子についてなどいろんな話をしてい
　　くが…。

　　山田洋次監督が井上ひさしが晩年に構想していた「ヒロシマ」「ナガ
　　サキ」「沖縄」をテーマにした「戦後命の三部作」の意思を引き継ぎ
　　「ナガサキ」をテーマに制作されました。「ヒロシマ」が舞台の『父
　　と暮せば』と対になる形になっていました。

　　吉永小百合と二宮和也が本当の親子のような息の合った演技をみせて
　　感動させてもらいました。山田監督作の『小さいおうち』で第64回ベ
　　ルリン国際映画祭銀熊賞に輝いた実力派・黒木華が恋人役を初々しく
　　演じていたのが印象的でした。

　　本田望結演じる小学生の女の子が役場へ行って出征した父親の安否を
　　聞くエピソードがとても心に残りました。

　　公式サイト http://hahatokuraseba.jp/

　　STONEMAN推薦度★★★☆　喋り過ぎ幽霊度★★★☆
　　 （１０点満点：★＝２点・☆＝１点）
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小説『母と暮せば』山田洋次（著）
http://amzn.to/1mUAXhu（←amazonでチェック！）

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■石男的衛星電影案内（Vol.781） 1/2〜1/8 by.STONEMAN
　　　　
　　★今週の石男が選ぶオススメの１本
　　＜ＮＨＫ・ＢＳプレミアム＞ デジタルBS-103ch
　　1月4日（月）21:00
　　『メダリオン』（'03 香港／アメリカ）
　　監）ゴードン・チャン　主）ジャッキー・チェン
　　※中国で古代より伝わる伝説のメダルには、死者がよみがえり、その
　　　肉体に超人的なパワーを宿す謎が秘められていた。これを知った犯
　　　罪組織の首領スネークヘッドは、メダルの鍵を握る少年を誘拐する。
　　　一方、組織の動向を追っていた香港警察の型破り刑事エディは、彼
　　　らを追ってアイルランドへと向かう。しかし、少年を守ろうとした
　　　エディは不覚にも命を落としてしまう…。VFXと融合したジャッキー
　　　のカンフーアクションに注目。

　　＜ＧＹＡＯ！・無料動画＞ http://gyao.yahoo.co.jp/
　　『アース』（'07 ドイツ／イギリス）
　　監）アラステア・フォザーギル　
　　※50万年前、まだ若い地球に巨大な隕石が衝突した。その影響は大き
　　　く、地球の地軸は23.5度も傾いてしまう。しかしこの傾きがあった
　　　からこそ、地球には四季のうつろい、寒暖の差、そして生命が生み
　　　出されることになったのだ。そんな傾きと太陽の光が作り上げた地
　　　球の姿を、北極から南極へと旅をしながら見ていこう。まずは北極
　　　に住むホッキョクグマの親子の様子から…。
　　　★1/11まで無料配信中

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■２０１５年独断と偏見のベスト１０

【ＴＡＫ・Ｇの２０１５　ＢＥＳＴ１０】
　　 1　バードマン　あるいは（無知がもたらす予期せぬ奇跡）
　　 2　キングスマン
　　 3　コードネーム U.N.C.L.E.
　　 4　Mommy／マミー
　　 5　マッドマックス　怒りのデス・ロード
　　 6　地雷と少年兵
　　 7　ウォーリアー
　　 8　きっと、星のせいじゃない。
　　 9　007 スペクター
　　10　博士と彼女のセオリー
　　11　ふたつの名前を持つ少年

　　２０１５年の前半にかなり逸作があったと思うのですが、感動の記
　　憶というものはどうやら私の中ではあまり長続きせず・・・「ミッ
　　ション：インポッシブル／ローグ・ネイション」や「アメリカン・
　　スナイパー」「グローリー／明日への行進」も見たときには感動し
　　ていたものの私のベスト10のセレクション中に残ることはなく、さ
　　らには、「ピエロがお前を嘲笑う」や「エール！」も次点に上がる
　　も、あと一歩・・・。ウッディ・アレンの大ファンである私的には、
　　彼自身の作品「マジック・イン・ムーンライト」は当然ベスト10に
　　入れられるのだろう思ったけれども、彼の作品のように思われた
　　「マイ・ファニー・レディ」のほうがずっと面白いと思えて圏外。
　　そして、昨年語ったとおり、ドランの作品「Mommy／マミー」は私
　　の心をいまだつかんで離さなかったようで、今年春の公開だったに
　　かかわらず今だ私のお気に入りです。しかし、そのインパクトを超
　　える「地雷と少年兵」は東京国際映画祭での作品で２０１６年に公
　　開予定ですが、年末まで私の思いが持ちこたえるかわからず、今の
　　うちにトップ10入りをさせておきました。しかしながら、２０１５
　　年のオスカーをしっかと獲得した「バードマン」のインパクトは今
　　だ冷めやらずで、イニャリトウ監督は私の好きな監督に一人として
　　生涯リストに上ってくることになりそうです。

　　ちなみに、「ウォーリアー」も２０１２年の作品で日本での公開は
　　なく、この夏、マッドマックスのＰＲのためかトム・ハーディ作品
　　が都内映画館の１館で上映されただけですが、あまりの感動にトッ
　　プ10入りさせずにいられませんでした。

　　考え込まずにササッとベスト１０をリストアップしたらこのような
　　結果になりました。
　　また２０１６年も素敵な作品に出会えますように・・・。

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【STONEMANの２０１５　ＢＥＳＴ１０】
　　1. スター・ウォーズ　フォースの覚醒
　　2. クリード　チャンプを継ぐ男
　　3. ヴィンセントが教えてくれたこと
　　4. マッドマックス／怒りのデスロード
　　5. エール！
　　6. ワイルド・スピード　SKY MISSION
　　7. おみおくりの作法
　　8. 海街Diary
　　9. 野火
　　10.ミッション:インポッシブル／ローグ・ネイション

　　次点：恋人たち

　　ワースト１：エイプリルフールズ

　　☆２０１５年は劇場で１２８本の映画を見ました。映画祭で観た短編
　　作品を入れるともう１０本ぐらい増えます。今年はシリーズ物が豊作
　　でしたね。特にマッド・マックス、スター・ウォーズ、ロッキーと旧
　　シリーズからのインターバルのあった名作の復活は、不安を払拭して
　　３作とも素晴らしかったですね。『ジェラシック・ワールド』もアト
　　ラクション映画とすれば最高でした。

　　『ヴィンセントが教えてくれたこと』と『エール！』は号泣させられ
　　ましたし、『おみおくりの作法』もしみじみ泣かされました。『海街
　　Diary』は世界観が素晴らしかったですね。『野火』は、見ていると
　　辛いですが、映画としては意味有る作品でした。

　　ランキング外ですが、アニメでは『インサイドヘッド』と『心が叫び
　　たがっているんだ。』が昨年のベスト２でした。

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■編集後記
　　☆新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いしま
　　す。当メルマガも８５０号を迎えまして、２月には１６年目に突入し
　　ます。少しでも映画鑑賞の参考になればと思って続けて行きたいと思
　　います。
　　
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