やっぱり芝居は面白い！！！２０１５年

一つの子供の一年は、一分の一。１０歳の子供の一年は十分の一。僕の今年は６１分の一。
短く感じるのも当然だね。今年は、後進に川崎を託そうと模索したが、２月に断念。４月の人事異動後は、今までにないストレス。
それでも５７本の芝居を観て、４本の芝居に関われた事は素直に嬉しく思う。
あいも変わらず、新国立の芝居は一本を除いて感動したし、まりこミュージアムをたくさんの子供と大山と観られたのも素敵な思い出。敬愛する大西の新作「最後に歩く道」も良かった。でも何といっても西沢栄治との出会いは衝撃的だった。興業的には成功と言えず、すったもんだしたが「西沢マクベス」を公演出来たことは、誰が憤慨しようが意義のある事だと自負している。そんなこんなで今年の僕の観た芝居No.1は「四谷怪談」西沢演出。昨年は青年座だったな。

そして東風平高根と出会えた事も、よき事でした。何か夢中になれる事が沢山あれば、嫌な事も忘れられる。
暮れの２７日、初めて救急車で搬送されるという、健康を過信していた自分にとってショッキングな出来事だったが、何か人生観が変わったみたい。いつ死んでもかまわないと思っていたが、誰か一人でも大バカ者の爺を愛してくれる限り生き延びてやるのであります。
本当にめんどくさい爺ですが、来年もよろしくお頼み申し上げます。