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2015年12月28日17:48

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2015年12/25〜12/28九州・日本300名山・大船山

阿蘇くじゅう国立公園の中にある、日本300名山・大船山を登頂してきた。
大船山は、久重連峰の東の盟主で久住山と人気を二分している。
久重火山群の多くがトロイデ火山であるが、大船山のみは富士山のような
コニーデ型である。あたかも船が転覆したかのような姿で、横たわる
ところからその名が生まれた。
この山をなによりも有名にしているのは、ミヤマキリシマで北にある平治
岳△1643mにかけての大群落は、その開化期が圧巻である。

12/25,大阪南港19:55発フェリーさんふらわぁで(船内はクリスマスムード
一色だった)別府港に26日朝7:45着。大分自動車道・やまなみハイウェイ
を通り、登山口の牧ノ戸峠には10時。久住山までは4.6kmの道のりである。
バスの車内では、ガイドが谷口さんの話をされた。谷口さん43歳は日本を
代表する登山家だったが先日、滑落死された。北海道大雪山黒岳北壁で、
お花摘みの際、命綱をはずした為滑落したという。ご冥福をお祈りします。
基本中の基本をやらなかったということで、皆さんもくれぐれも気を引き締めて
行動して下さいという話でした。
牧ノ戸峠の気温は1度。山には雪はなく、アイゼンはいらなかった。
日本百名山の久住山△1786.8mには12:00。久住山にはすでに平成24年6/3に
登頂している。風が強く、中岳△1791mの登頂は中止となった。
北千里浜に降りて、法華院温泉小屋で泊まりとなった。(14時)
夕食時には、小屋のスタッフが芹洋子で有名になった、「坊がつる讃歌」を
合唱してくれて場が盛り上がった。この歌が9番まで歌詞があるとは知らなかった。
温泉を楽しみにしていたが、お湯がぬるくて温まるのに時間がかかった。

27日、朝食後7:20出発。ここの標高は1303mだから、大船山までの標高差は
480mである。平坦な「坊がつる」を横断して取り付く。
坊がつるの「坊」はかつての山岳寺院の坊跡のこと。「つる」は川のある
平坦地を意味する。坊跡の名残りは、現存する法華院温泉山荘だ。
かつては法華院白水寺として栄えた天台宗寺院で、坊のひとつとして弘蔵坊
があった。現在の当主、弘蔵祐夫氏は25代目の院主にあたる。

北大船山を通過して大戸越との分岐の段原には9:05。ここから平治岳に行ける。
このあたり、霧氷が美しい。「霧氷」とは霧が樹枝などに付着して生ずる氷層
のこと。一方、「樹氷」とは過冷却した霧が風に送られて樹枝に衝突し、そこに
凍りついた氷層のことである。
大船山△1786.2m三等三角点の頂上には9:30。残念ながらガスで視界はなかった。
避難小屋で小休止の後、坊がつるに降りてくると視界が開け、久重の最高峰・中岳
や天狗ヶ城それに三俣山△1744.7mが一望できた。法華院温泉小屋で昼食。
帰りは、雨ヶ池越で長者原に戻った。14:45。
雨ヶ池はその名の通り、雨後だけ水が溜まるという。今日は水がなかった。
星生温泉で一浴して、別府港18:45発のフェリーで大阪南港には28日朝6:30到着した。

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