mixiユーザー(id:70927)

2015年12月28日04:35

770 view

シュタインズ・ゲート ゼロ終了

再放送のアニメが、再放送の筈なのに、新映像に差し替えて新たなIfをぶち込んでくる。
そんな引きからタイムリーに続きはゲームで発売という、中々斬新なプロモーションで出てきたシュタゲゼロ、8bit(変異空間のオクテット)以来の発売日購入です(konozama)。

ゲームの性質上、清々しいまでに要前作プレー、ネタバレオンパレードな作品でしたので
感想も、自然とそうならざるを得ない。まあ、そうなる前に、一応書けそうなことを書いておくと

テキストシステムはほぼ完成されたオーソドックスな感覚。
オートのクイックセーブが優秀で、大きなシナリオ移動は1作目と同じフォーントリガー。
怪しいと思われるとこでセーブしておけば、大体分岐通りに行けるっていう。
逆に前作プレーしてないと(いるのか?)、何をどうしたらいいのか戸惑うんじゃないかしら。
敢えて説明しないシステムは僕は好きな方ですけど、親切になれたゲーム界だとどうなんだろうねっていう。
ちなみにVitaでプレーしたんですが、やっぱりこのハードはアクション性のないゲームとはすこぶる相性がいいなぁと再認識。ボタン一つのスリープが優秀過ぎる。ただ、キー配分が気持ち不親切で、やっぱりバックログは1ボタンでさせて欲しかった。ここだけですね、気になったのは。



じゃあ、こっからネタバレオンな!

過去のスピンオフとは違って、正当な続編です! 的なことを謳っていたシュタゲゼロ。
まあ、実際のところ、前作未プレー者には???となること請け合いのストレートな後日譚。
日本のゲームは基本的に、続編でも前作未プレーでも楽しめますなんておためごかしで
売ってるものもありますから、中々に潔い作りと言っていいでしょう。

で、コンプまでは約17時間弱で、そうだなぁ、まあ読み物として十分楽しめたけれど
やはり喝采する出来ではなかったなーと、極めてありがちな結論に。
自分は全然知らなかったんですが、このゲーム内のシナリオには、スピンオフとなる
発売済みの小説、ドラマCDが組み込まれていて、それプラスαでシュタゲ1作目の
実はこうだった的な辻褄合わせをしてるのですな。
小説の評判は中々に良かったらしく、少なくともプレーしていて、不自然にねじ込まれたような違和感はなかったので、スピンオフが正伝になったみたいなことは別にいいんですけど。
ただ、そういう組み込みがあったせいなのかどうかはともかく、全体構成についてはちょっといびつな感じがしてしまった。
新章なのに、道中テキストがかなり使いまわされたりとか(エンドレスなんたら的な?)
分岐と展開の因果関係がもう一つ分かりにくかったりとか。
後は、このシーン飛ばすのかよみたいな唐突感とか、逆に君望かっていう位にしつこく出るオカリンの内面葛藤とか、細かいところはあげればキリがない。
ともかく結末が見えているが故の、なぜそうなったかという辻褄合わせに一生懸命で、そこに至るまでの新たなドラマも含めて頑張って作ってある感じはする。するけど、やはりそこに大きな驚きはなく。
そりゃあ、オリジナルの綺麗な収束が何度も出来るクラスのものではない。しかし、続編の期待値が置かれる位置が高いのはもう仕方がない。やっぱりアニメ化する所まで決まってるってのもあるのかなー。ゲームならではの多様な変化とか、そうした方には行かずこじんまりした感じになってるのは惜しいかなと思います。

キャラはどうかな。比屋定真帆は、概ねみんな好きって言えるいいキャラだったんじゃないかと。見てくれの第一印象がそこまでいいわけじゃない所も含めて、進めるごとに愛着が湧いてくるという感じでしたね。これが小説からのキャラだったのなら、確かにいい出来だったんだと思います。
一方で、椎名かがりと阿万音由季かー。まぁ、もう少し何とか出来なかったか? と思いますよねぇ。ミスリードを誘うにしては厳しいし、伏線演出が効いてるんだか効いてないんだか微妙だし、なんだったらシュタインズ・ゲート世界線に到達した後の2036年を描いて、どういう出会いをしたのかみたいな所まで踏み込んでくれればと思っちゃった。
実は誰なのかみたいなぼかしも含めて、もうちょっとスッキリした結末になって欲しかった。ハッピーアンハッピーの結果とは別の観点でね。
旧来のキャラとしては、鈴羽ダルが大活躍で、鈴羽ファンとしてはそこは満足。
それだけに由季がもうちょっと生きてくれればと思うけど、贅沢かな。
綯ちゃんはチョイ役で終わったけど、あざといまでの綯様!はい!綯様!が何だかんだで効いたのでw まんまとやられたでいいですもう。

結局
岡部倫太郎から鳳凰院凶真に戻る為の物語として、相応の満足感はあり。
ただ、前作のフォーントリガーやメールやりとりの面白さが
Rineではちょっとスポイルされて物足りなさが残り。
シュタゲが紛れも無くゲームであったのに対して、ゼロはもう読み物かな。
もうちょっとゲーム寄りであって欲しかったなという(それはそれで大変な労力なのだけど)
不満は残ります。それでも、好きな人ならアニメ見るよりゲーム先にして欲しいとこですが。
5pbのドル箱作品であるとは思うので、これで展開終わりってこともないんでしょうが
果たして次のifはどうなるやら。まあ新しいゲームパッケージの形でなら、今後も触れていきたいとは思いますね。

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2015年12月>
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031