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2015年12月27日09:26

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記憶

心理学者が暴露!心霊写真の正体は「シュミラクラ現象」だった
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=116&from=diary&id=3778589

脳の中で、視覚、聴覚などを感じる感覚野と記憶領域は隣接しています。
これは、感覚器から入ってきた情報を認識するために「記憶」を利用しているためです。
私たちは、見えたもの、聞こえたものを生まれながらにして理解できると思い込んでいるところがあります。
色、形、音、などは生まれてからの「経験」という学習の中で習得して行くものです。
稀に先天性視覚障害者が、思春期以後に視覚を回復することがあります。
この時に目から光が入って脳に信号が送られますが、それを理解するための「記憶」がないため物は見えているが、それが何なのか理解出来なくなると言われています。

記事にもありますが、私たち人間は見えたもの、聞こえたものに「意味づけ」をしようとします。
これは、かつて原始時代において人類は、非常に弱い生き物であったため、見えたもの、聞こえたものをいち早く「理解」して、それが危険なのか、安全なのかの判断をしなければなりませんでした。
その名残で、今でも何事にも「意味づけ」を重要視しているのです。

脳の認識力が低下したり、入ってくる情報が制限されると、より記憶領域を動員してそれを理解しようとします。
酔っている時や眠い時などは脳の活動が低下しています。
暗い、遠い、雨天や霧などの環境下では入ってくる情報が制限されます。
心霊体験の9割以上はこうした状態や環境で体験されています。

また、私たちは「暗示」の影響も強く受けます。
これは、集団でオカルト体験をしたときに見られる現象です。
集団で行動している時に誰かが「○○のようなものを見た」と言えば、それが暗示となって他のメンバーの記憶に影響し、それが見えてしまうことがあります。
複数の人が見たから間違いない、という論拠は揺らぎます。

オカルト体験では、必ず「記憶」の範囲内でしかそれを体験していないということもあります。
例えば、日本国内の心霊スポットをまったく日本の風俗習慣や歴史知識もない外国人が訪れたら同じ体験ができるのか、ということがあります。

心霊やオカルトに興味があったり、日ごろからそうした情報に接しているほどそういう体験に遭遇する(脳内)可能性が高くなる、ということです。

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