[
#バイイングパワー]
おもしろいコラムがありました。私も、同感です。
-------
■■意外と知らない中国人爆買いの理由■■
[→
http://bit.ly/1QOkzfl]
中国人旅行客が日本国内の家電量販店や百貨店、ドラッグストアなどで、根こそぎともいえるほどの購買意欲を見せつける風景が当たり前になった。その姿は「爆買い」と形容され、今年の新語・流行語大賞にもなった。それなのに、意外と知られていないのが「爆買い」の動機部分。
●勢いづく外国人旅行者
●中国人が日本を訪れる2つの理由(日本の自然や歴史・文化、爆買い)
●中国人の「爆買い」を支えるものとは?(元高・円安、高品質・高性能)
●中国人が日本で化粧品を買うワケ(中国の「関税」「増値税」「贅沢品などにかかる税」)
●大量に買って家族や親族でシェア、一部は転売も?(個人輸入の一形態)
●「春節」にかけて中国からの観光客は増えるのか?
●中国人が偏愛する場所とは?
●中国人にとってのゴールデンルートとは?
●伝統文化や日本の四季を堪能したい
●受け入れる側の課題と取り組み
-------
[
#円安]
このコラムの指摘は的を射ていると思います。私は、中国人が大挙して日本に“買出し”に来るとまでは想定していませんでした。その点では、まさに、“円安さまさま”です。
私も、以前より、“これからは中国を生産地としてより消費地として重視すべき”と指摘していました。でもそれは、あくまでも“輸出”や“消費地生産”を想定しての指摘でした。(→注1)
しかし、このコラムを読むと、中国人が大挙して日本に来る理由にも素直にうなずけます。中国人のバイイング・パワーは、すごいのひとこと。
[
#安くて高品質]
世界中の消費者が“安くて、高品質・高性能”な製品を欲しがるのは、理の当然。安くていい製品があるのに、わざわざ高くて悪い製品を買いたい人がいるわけがありません。
しかし、自国では、そんな安くていい製品も買えないのです。発展途上国の間は仕方がない面もあるのですが、発展途上国は、“自国の産業育成”もしなければなりません。
韓国は、以前は強烈な手段で自国産業を保護していました。“輸入先多辺化品目”と称し、法外な税率をかけ、事実上、日本製品をシャットアウトしていたほど。(→注2)
[
#続くか]
今のところ、観光客誘致では、“法外な円安”がプラスに作用しています。
でも、私は、そんな状況がずっと続けられるとは思えません。観光はあくまでも観光に来てもらうのが本来の姿。日本に買出しに来てもらうという発想は、もうひとつピンとこないのです。
-------
(注1)
中国は日本製の消費地という位置づけなどについては、2006.6.1の日記を参照ください
[→
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=145932125&owner_id=2694703]
(注2)
韓国の“輸入先多辺化品目”のことなどについては、2012.4.16の日記を参照ください
[→
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1838209585&owner_id=2694703]
ログインしてコメントを確認・投稿する