mixiユーザー(id:4342629)

2015年12月26日17:35

363 view

ミスターXの来た日

「火曜日まで!」
CMで盛んにやってました
もう歳末の年中行事として十分浸透していると思うのですが
あの分、配当金に回して欲しいと買った人は思いませんかね
私?火曜日に大阪第4ビルの特設売り場の前を通りました
凄い列、あの中だけでも当たるとは思えず横目に過ぎました
当たれば年を越せる、そういう方もおられるでしょう
昔は節季ごとの支払でしたから、
その日暮らしの貧乏人がまとめて払うのは厳しかったと思うのですが
落語では「尻餅」「掛取り」が年末の定番
見につまされるようになれば年の瀬に落語会行けなくなりますね

噺家にとって誰を師匠にするかは大問題
それは画家にとっても同じですね

鴨居玲、師匠は宮本三郎
その教えは「何故描くのか、何を描くのか、常に己に問いかけよ」
でもそれに行き詰まった時如何にするか、
それは教えてもらってなかったんですかね
まず生きるとは教えられなかったのか
どの作品も死の匂いが漂っていたのに

晩年もっぱら自画像を描いてたようです。
出品作はどれも口を半ば開けて、虚ろです
ミスターX、死の使者が間近です
かって描いた人々に囲まれてもキャンバスは真っ白です

それだけ真剣に問い詰めての自死
仕方ないんですかね
この年になるとどう死のうかとは考えますが、死のうとは思いません

「望郷を歌う」、この力強さがあったのに





0 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する