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2015年12月25日09:03

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電力小売自由化

 当面は配電事業は許認可だそうだから地域格差の拡大は幾らか抑えられそうだが、これまで配電コストの差を電力販売で吸収していた分は明確にしなければならず、配電会社間の配電費用の差は大きくなりそう。
 発表されている家庭向けの送配電料は 7円/kWh から 11円/kWh と 4円/kWh の差が生じている。平均家庭の電気料金にすると 1200円/月の差になる。沖縄でも北陸でも、同じ電力会社から同じ契約内容で電力を購入すると、電気代の地域差は 1200円/月になるということだ。
 沖縄は、本州などの他の地域との連携ができないから、本来なら沖縄に住んでいると本州の電力会社から電気は買えない。沖縄に限らず、離島などでは独立した発電所になっている地域もあるが、そうした場所だと完全に売り手市場になる…一応対策は施されるらしい。
 我が家にも、料金体系等を明確にはしていないが、自由化後の契約を窺わせる DM やメールが届いている。原発の再稼動も含めて各社が提示してくるメニューが楽しみだ。
 アパートなどで一棟契約になり、プロパンガスのように居住者に高い電力を売りつけるオーナーが出て来ないかも気になる。

 送配電網の使用料決定、新電力「なお高止まり」
  http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS11H4O_R11C15A2EE8000/

 関西電力は配電料を 7.86円/kWh だとしている。現在の深夜電力の基準料金は 13.10円/kWh だから、同額を維持した場合の実際の電力料金は 5.24円/kWh だから参入する会社は少なそう。
 そうなると関電としては日中のピークを他の電力会社に分散して周日の電力平準化を進められて効率は上がるのかな。

◆電力会社の送電義務
 新参の電力各社が自分たちの都合の良い時間帯だけ売電して、需要がある時間帯に電力が不足するような事態になると停電しても良いってことになるのか。そのような場合は期間電力事業者が電力を担保するとなると不公平になる。

◆電力の品質
 現状の配電設備だと、各家庭を個別に停電させたり電圧や周波数を変動させることはできない。そうなると配電会社が同じであれば、どの電力会社から電力を買おうと、停電のリスクや電圧や周波数といった品質に差がないことになる。

■ローソン、電力小売りに参入へ 家庭向け、コンビニで初
(朝日新聞デジタル - 12月24日 21:21)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3775807
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