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2015年12月24日23:59

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JEXは?

今度の札幌行きに使ったのはJALでしたが、機材は往復ともB737-800です。

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ついでにいうならレジ番も同じで(笑、往路復路ともJA344Jでした。機体にはJAL EXPRESSと大書されており、かつてのJEXが便名だけJALに統合して運用されている実情を目の当たりにする思いになります。

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自分がエアラインに興味を持ち出した当時、JALはジャンボを余らせていました。その時の経費削減策であったJALウェイズのリゾッチャ機材もまたジャンボで、それが国内線に転用されたのによく乗った覚えがあります。
ちょうど三発機以上の機体が伊丹から締め出された時期でもあり、ジャンボ機は間合いに長崎にまで顔を出していましたから、羽田〜札幌線などは全くジャンボに乗るには不自由しない時代でした。
あの頃の思い出を踏まえると、札幌線で往復ともB737の利用となる日が来るなどどは全くもって隔世の感です。しかも帰りは最終便で空いていましたが行きは9:05の出発でそれなりにピーク時の運航。実際予約状況は満席になっていました。

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つまり羽田〜札幌線においてすら、今やB737を主要機材の一つに据えて運用している訳で、ダウンサイジングの波もここまで来たかと思わされます。
北海道新幹線だって来春の開業、しかもそれも札幌までは来ず、函館までです。しかして札幌線のこの現状は、一体如何なる理由によるのでしょうか?LCC?

そもそも日本の国内線へのジャンボの投入は、LCCの普及していなかった当時においても旺盛な需要への対処のためでした。それがLCCや、整備新幹線の拡充に伴い持て余して匙を投げた結果が現状なのですが、大元がB737でも賄えるような需要なら、ジャンボが動員されていた当時こそイレギュラーだったのだと思わざるを得ません。
実際JALとANAは歩調を合わせました。一応ライバル同士の二社なのですから、例え省エネや燃費削減などの理由があったにしてもジャンボという機材の消滅にまで足並みを揃える必要はなかったはずなのです。
結局、ジャンボの引退と機材の小型化は、他の交通機関やエアラインとの競争の激化により大手エアラインに余裕がなくなったがための帰結なのでしょう。
海外では需要の多い国内線には単通路機材での高頻度運航により対処するのが一般的であり、その点において現在のJAL、ANAの方針は世界標準に近付いたといえます。
数年前までの国内線ジャンボ運航こそ日本のエアライン業界に長らく課されていた規制と制約の象徴だったのであり、当時を振り返り今を思うと残念さや物足りなさを感じはするものの、それ以上にあの時代を曲がりなりにも体験することが出来て良かったと思います。

で、国内線で世界有数の輸送密度を誇る札幌線に進出したB737とJAL EXPSESSですが一つ気になるのはこのニュース関連。

■日本航空、全客室乗務員を正社員に 人手不足で見直し
(朝日新聞デジタル - 12月15日 20:58)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3761612

日本航空の全CAを正社員にすると書いてあるも、日本航空グループとは書いていません。となるとJEXの待遇に変化はあるのでしょうか?
そもそもJEXがJALから分離されていること自体が合理化の一環であるのを考えると「JALのCA」にこの会社が含まれているかどうかは疑問の余地があり、しかし仕事内容としては、札幌線に入っているので立派にJALの本体と同レベル。さて実際にはどう扱われるのか、興味を引かれる部分です。
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