統計学的にエビデンスが入手可能な分野についてはあざむかれないようにしましょう、というものです。
研究での価値・質の評価、健康法・ダイエット方法・ビジネス書の値打ちについて論じています。
瀉血を例にとって医者がどの程度信用できるかのところは説得力がありますね。
ちくま新書１１６０
あざむかれる知性
――本や論文はどこまで正しいか
２０１５年１２月１０日 第１刷発行
著 者 村上宣寛（むらかみ・よしひろ）
発行者 山野浩一
発行所 株式会社 筑摩書房
ＩＳＢＮ９７８−４−４８０−０６８６２−０
Ｃ０２１１
目次
まえがき
第�吃堯／深造鮹里襪砲�
第１章 科学の営み
ＳＴＡＰ細胞事件とは
奇妙な論理
科学とは
科学者の世界
血液病因論の破綻
数百万人を救った研究
第２章 研究の価値は何できまるか
比較という方法
研究の質の評価
エビデンス・レベル
第３章 何が判断を歪めるか
実権者効果
確証バイアス
第�局堯，匹海泙破榲�なのか
第４章 なぜダイエットは難しいか
主要な栄養素
ヒトは何を食べてきたか
根拠のないダイエット本
信念に基づくダイエット
栄養素の比較に基づくダイエット
どのダイエットが優れているか
二つの肥満仮設
どういう食事が良いか
抗肥満薬・運動・サプリメント
適正体重を維持するには
第５章 健康で長生きするには
老化学説
長生き関連本
長寿体型
体系より体力
食事
嗜好品
睡眠
頭が良いと
長生きする性格
生き方
五つの権衡習慣
第６章 仕事での間違った思い込み
ビジネス書の世界
妥当性の錯覚
頭の良い人
興味、態度、関心
仕事のできる性格
私が採用担当者なら
第７章 幸福になるには
ウェブ上の幸福理論
あなたの幸福感は何点か
いろいろな幸福感
国民所得と幸福感
生物社会的要因
ポジティブに挑戦すると
客観的幸福の追求
付録 メタ分析とは
註
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