mixiユーザー(id:60028514)

2015年12月22日08:49

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輝く音とは

簡単に言えば良い音ですが、殆どのマニアの方は自分のシステムの音は良い音だと仰ると思います。
又、全てのメーカーの方々も同様だと思います。
しかし、現存するシステムで亡くなった方が其処に出て来る様なシステムは殆ど有りません!
更に低価格で実現しようとすると不可能です。
それは楽器と演奏家の関係に似ていると考えます。
スピーカーは楽器であり、アンプは演奏家です。
乱暴に言えばスピーカーの音の違いは音色の違いです。
アンプの音の違いは組み合わせるスピーカーでも違いますが、音色の違いでは表せないと考えます。
マニアの間には真空管のしかも三極管の音が優れている言う方が沢山居ますが、それは間違いです。
三極管は部品であり、しかも出力トランスと電源を必要とします。
これが音を決定付ける最も大きな部品です。
私は40年以上は真空管式のOTL(出力トランスレス)方式のアンプを使用していました。
出力トランスが無く直接スピーカーを真空管が駆動するするのですから数Aの電流が必要です。
それで真空管を林の様に使用して音を出していました。
しかし問題は消費電力です。
SWをオンにしただけで500W位消費しました。
夏は冷房無しには音が聞けませんでした。
更にその頃は会社の寮に居ましたので総務から電気代が非常に高いと苦情を言われる事も有りました。
しかし、どんなに頑張っても真空管式のOTLアンプの音には適わなかったのです。
今考えれば当たり前です。
トランジスタと真空管には決定的な違いが有ります。
固体中と真空中を流れる電子のスピードです。
しかもそれを制御するエネルギーも絶対的に異なります。
通常アンプの回路は負帰還という方法で特性を改善しています。
この負帰還を掛けないで良い特性を得る事は非常に難しいのです。
この負帰還を掛けた時の音が真空管式OTLアンプとトランジスター式アンプの違いです。
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