熱海殺人事件：紀伊国屋ﾎｰﾙ　

熱海殺人事件は、最後の紀伊国屋ﾎｰﾙの時（犯人・大山が銀ちゃんが初めてやったとき）をみただけで、あとは全部両国のｼｱﾀｰXとParco劇場でしかみたことがなかった。今回は初演の風間と平田が同じ役/刑事をやるし、女性一人はつかさんのお嬢さん（宝塚出身）だし、切符は困難だと思ってたら、なんとか入手でき、それもD-1という前でも端。みるのは中央より見やすかった。けど、Speakerが目の上で、なにしろこの劇、轟音でならすので耳にきた。
風間は初演の時からｵｶﾏ刑事という演出らしかったが、今回も目に青のﾄﾞｰﾗﾝ、さすが今回は上演が長いため、声がかすれている。この劇は最初から最後までShoutそれもﾃﾞｶｰｲ声でどなりまくるので、あーなってしまうのもわかる。　それに対して　平田の方は普通に演じてよい味を出してる。
新人の犯人役は　登場が　中央からでてくるのはわかっていたが、ﾄﾞｱが開いたら、後ろからﾗｲﾄを
強烈にだして火みたいな感じにして、音楽がStonesの悪魔を哀れむ歌で日本語で歌ってでてきた。
ところがこちらはSpeakerのおかげで音がでかくてよく聞こえない。　残年、でもおもわずStonesFanとしてﾌｰﾌｰとやりたくなった。まるでShineALightの映画みたいだった。井上演出なので、Rock色がでたのでしょう。あと特筆は最後のｶｰﾃﾝｺｰﾙの局がTheWhoのBargain、私の好みでした。いやRock好きにはたまりません。
紀伊国屋ﾎｰﾙは、席が古いため、日比谷公会堂とかj本多劇場（ちょっと前だと九段会館）並みに
固くて、けつが痛くなる。腰がいたかったりしたら大変。（今回は大丈夫だったけど）でもあの狭さは劇をみるものにとっては嬉しい。でかいｵｰﾁｬｰﾄﾞとか国際Forumとか困ります。
４０年ぶりのこのお二人の劇、実に熱海殺人事件のｵﾘｼﾞﾅﾙはこうかという感じ。
私がみてからのはかなり変わっていて、ﾌﾞｽ殺しが、ずいぶんとﾘｱﾙな設定になったり、刑事が女性になったり。　　たまに　つかこうへいは刺激があってよいです。　
おみやげにﾊﾟﾝﾌとかまんじゅうまであったのはご愛嬌。　　ひさしぶりに阿部ちゃんでみてみたい。

https://www.kinokuniya.co.jp/c/label/20151008125000.html　SoldOutでも当日はだしているみたいなので、みたい人は確認を。