mixiユーザー(id:504686)

2015年12月18日22:44

334 view

ベーシックインカムしかないと思う

■フィンランド検討報道で話題のベーシックインカム、日本では実現可能?
(THE PAGE - 12月18日 07:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=177&from=diary&id=3765778

何度か書いてる事だけど、この先超高齢化社会になったらもう年金や介護保険などの福祉は機能しなくなるでしょ。働かない人が半分以上になって、少数の元気な人で多数の働かない人を支える構造になる。そうなったらもうベーシックインカムしかないと思う。

昔は、働かなくても一律でお金がもらえる制度なんて、日本がダメになると思ったんだよね。でもよく考えると、メリットが極めて大きい事に気づいた。

大きな政府、小さな政府って言い方がある。大きな政府っていうのは福祉を手厚く、その代り税負担が大きい。現在のフィンランドなど北欧諸国がこれ。小さな政府は、福祉は薄く、その代り税負担も低い。アメリカなんかがこういう志向。日本は中途半端なんだよねぇ。

ベーシックインカムっていうのは実は究極の小さな政府だと思う。最小限生活できるだけのお金を配るから、あとは自分で何とかしろよ、っていう。例えば手元にお金があったらギャンブルに費やしちゃう人なんかはもう、どっかの国に移民してもらうしかないよね、みたいな(笑)。

でもメリットはいっぱいある。

まず最低限の収入が確保できるのだから、一次産業やビジネスになりにくい商売、NPOなんかも成立しやすくなり、職業選択の幅が広がる。職業選択の幅が広がるという事は住む場所の選択肢も広がる訳で、一極集中の緩和、地方創生に繋がるね。さらに、起業がしやすくなるし、失敗しても立ち直りがしやすくなる。それで新事業が増えれば雇用にも繋がるしね。

また、一律でお金がもらえるのだから、少子化対策の決め手になる。

細々とした手当や助成金の類が無くなれば、公務員の減らせるし、役所をかなりスリムにできるね。

政治家なんかも、経費だけ民間企業のようにきちんと精算した上で、ボランティア化したっていいよね。政策秘書や事務所維持費なんかの費用を公的に負担してあげれば、議員報酬自体はボランティアもしくは最小限の報酬でやってもらっていいんじゃないの?

企業は、ベーシックインカムを考慮に入れて、人件費を下げてもいいと思うんだよ。そうすると、国際競争力も増すような気がする。

年金は一旦清算、もろもろの手当や助成(企業向けも含めて)も廃止したり、全体の構造を見直してやれば相当の財源が出てくると思うね。

日本は西洋型の小さな政府を前提としたシステムでありながら、ポピュリズムなのか半端に福祉を手厚くしようとしてるけど、フィンランドがこういう政策を検討しているっていう事は、大きな政府に無理が来てるのかも知れないね。

最低限の生活が保障された上で、働く人はちゃんと報われる、制度設計さえちゃんとやれば、ベーシックインカムはそういう世界が作れる可能性を感じるんだよなー。

5 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する