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2015年12月14日19:02

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これは薬害ではない(追記 安部英医師のこと)

■子宮頸がんワクチン被害少女が訴え「薬害の怖さ知って」
(朝日新聞デジタル - 12月14日 02:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3758348

このシンポジウム、少女のけいれんが子宮頸がんワクチンによる薬害だと決めてかかっている立場で、朝日新聞の報道もそれを鵜呑みにしているが、いわゆる優等生タイプの少女に決まって出ている症状で、医師はワクチンが摂取される前からこの種の症状は診てきている。それがいつの間にか「ワクチンによる薬害」にされていた。

あの激しいけいれんは本当に子宮頸がんワクチンの副反応なのか
日本発「薬害騒動」の真相(前篇)
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/5510

「いずれもこの年齢の少女たちによく見られる症例ですね」

 ある冊子に記載された患者たちの症状や経過だけを見た場合、どういう考えを持つかという質問に対し、複数の小児科医・神経内科医・精神科医から寄せられた回答である。ひとつひとつの症例についてコメントや解説をつけてくれた医師もいた。

 この冊子は全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会・薬害対策弁護士連絡会・薬害オンブズパースン会議の3団体が昨年5月末に出版した「子宮頸がんワクチン副反応被害報告集」。弁護士が“被害者”本人およびその保護者に聴取した内容を記したものだ。

 今年に入ってから“被害者”に関するいくつかの書籍も出版されている。“被害者”の少女たちの症状は実に多彩だが、特に神経疾患を思わせる症状についての記述はどれも強烈だ。繰り返し起きる手足や全身のけいれん、「自分の意志とは無関係に起きる」という不随意運動、歩けない、階段が登れない、時計が読めない、計算ができない、そして、ついには母親の名前すら分からなくなった……。

 いずれも「ワクチンのせいだ」と思って読めば、読者は絶句し、ワクチンへの恐怖心を募らせるに違いない。

 しかも、“被害者”はなぜか「元気でやりたいことのたくさんあった、学校でもリーダー的役割を担っていた少女」ばかり。部活の部長、副部長、キャプテン、副キャプテン、生徒会長、コンクールで優勝した……。小さいころからスポーツや楽器などの習い事を続けてきた子も多い。その子供たちが「やりたかったことを実現するための未来をワクチンに奪われた」。

子宮頸がんワクチン薬害説にサイエンスはあるか
日本発「薬害騒動」の真相(中篇)
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/5525

 2014年9月に長野で行われた一般社団法人・日本線維筋痛症学会の“子宮頸がんワクチン”セッションの会場に、医師の姿はまばらだった。大半を占めるのはメディアと被害者連絡会の関係者たち。西岡久寿樹理事長(東京医科大学医学総合研究所)による“HANS(ハンス)”についての説明に頷く記者や涙ぐむ被害者連合会の関係者らしき人たちもいる。しかし、ここから医学的なディスカッションが生じる気配はない。

仮説に仮説を重ねて「病気」をつくる医師たち

 HANSとは、14年に入ってから西岡氏らが提唱している「子宮頸がんワクチン関連神経免疫異常症候群」の略称で、子宮頸がんワクチンを接種した人に起きたと“考えられる”免疫異常を指す。痛みや疲労感、神経・精神症状、月経異常や自律神経障害、髄液異常などありとあらゆる症状を引き起こしており、今の検査技術では証明できないが脳内で起きている異常と“しか考えられない”病態だという。

 すなわち、HANSという「免疫異常」の存在も仮説なら、その機序も仮説。実体のあるものが何もないのだ。世界の医学界が科学的エビデンスに基づく医療を原則とする中、この議論を鵜呑みにする専門家は少ない。

 しかも、HANSの定義は「接種から経過した時間は問わない」とされ、接種後3年以上も経って症状が出てきた患者なども含めるのでさらに戸惑う。極端なことを言えば10代でワクチンを打った少女が60代で自律神経障害を来した場合、それもHANSということになってしまうからだ。

 筆者は西岡氏のオフィスに取材に行き、HANSの発症機序を直接尋ねた。

 「責任病巣は脳の中枢神経。原因は基本的にはアジュバントしか考えられない。これが強ければ、脳血管関門を津波のようにブワッと越えていくわけですよ。脳内に存在するミクログリアが活性化して、免疫のシステムが全部狂っちゃうわけです」

 今年の線維筋痛症学会でも「HANSは脳の異常」とし、検査では分からないが「ワクチンのせいだ」とする西岡氏らのアジテートは相変わらずだった。

子宮頸がんワクチンのせいだと苦しむ少女たちをどう救うのか
日本発「薬害騒動」の真相(後篇)
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/5530

 中学生や高校生と言えば、どんな子も自分が「普通の子」であることに気づき、失望する年齢だ。受験も控えている。もちろん、心因性と言った医師を恨み、ワクチンのせいとしてくれた人たちに感謝することを通じて治った少女もいるだろう。しかし、「新しい病気だ」という医師、代替療法、宗教、サプリ、健康食品、そして薬害を示唆するメディアの言説により、結果として病気に向き合う機会を失ってしまった少女や、適切な治療を受けることのできなくなってしまった少女たちもいる。

(追記)
書こうと思ったけど一旦は端折った事だが、つぶやきを読んでいて書かずにはいられなくなった。

「薬害エイズのジジイは死んだんだっけ?」があった。安部英医師のことを言っているのだと思うが、弁護人だった「カミソリ弘中」らが本にまとめている。
http://mixi.jp/view_item.pl?id=1161602
彼こそ、自らの血液を提供することもいとわず、日本血友病友の会の法人化にも奔走、血友病患者救済のために文字通り心血を注いだ人物だった。いわば松本サリンの河野氏と並ぶメディアスクラムの犠牲者。

一審無罪を勝ち取ったが控訴中に他界した。名誉は回復されないままだ。
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