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2015年12月12日14:13

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クーベリックさんの我が祖国

ヤフオクで、クーベリックさん指揮、ボストン交響楽団との、スメタナの我が祖国のCDを落札しました。

これは、リマスタリングした盤で、ピュアゴールドの盤です。

音質がいいかなというので、落札しました。

クーベリックさんは、チェコがビロード革命で、民主化したときのプラハの春国際音楽祭で、チェコ・フィルを指揮して、祖国に足を踏み入れました。

チェコの産んだ大指揮者が、西側に亡命した後、何十年ぶりかで、チェコに戻って、我が祖国を演奏するのです。

このときは、いつものスメタナ・ ホールの演奏会だけでなく、広場でも演奏会を開きました。

クーベリックさんは人生の最終章で、チェコに凱旋するのです。

何万人の市民が立ちながら、クーベリックさんの我が祖国を聴きながら、自由をかみしめたのです。

これこそ、人生の味わいであり、誰もが経験出来るものではありません。

クーベリックさんは、その数年後、日本で我が祖国の演奏会を開きます。

かなりの名演奏をチェコ・フィルとして、DVDにも残っています。

そして、クーベリックさんは、その演奏会を最後にして、引退しました。

まだ、数年は指揮できたと思いましたが、日本の聴衆に温かく我が祖国を受け入れてもらって、ここでタクトを置こうと思ったのでしょう。

クーベリックさんですら、ぼろくそに言われた時期もあるのです。

毀誉褒貶は人の常です。

そんなものを気にしていたら、途中でつぶれてしまいます。

まずは、しっかりと一つずつ片づけていけば、そのうちになんとかなるものでしょう。

クビにしてくれないのでは、自己都合で辞めるしかなく、何で辞めたか聞かれたときに、辞めなくてよいものを辞めたと思われては話になりません。

こじれた状態で仕事を続けるのは、お互いに相当な無理があります。

私はのんびり、とことこと歩いて行くように仕事をすればいいのですが、相手は、相当信用をなくした状態ですから、それが続くのはつらいでしょう。

まぁ、人生万事塞翁が馬であります。

何がどうなるかわからないというのは、含蓄に富んでいて、面白いです。

私は趣味のようなハイレゾ自然音が将来のメインなので、仕事は評価を上げたいとかの夢とかはないのですね。

淡々と仕事をしていくスタイルなので、媚を売ることはないのです。

それでも、ときには難しい仕事もさばくときはあるでしょうし、やるときはやるものです。

今月のホールは相当ややこしいのにあたっています。

腕の見せどころかもしれませんが、何事もなかったかのように終えてしまうのが、最近のマイブームです。


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