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2015年12月12日13:12

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小三治、三三親子会

草冠には[本物でない」という意味があるとか
知りませんでした
草野球の草でしょうか
繁昌亭の「楽」、米朝師匠直筆です
六代文枝は幾代亭などの寄席にあった「薬」と書いて欲しかったそうですが、
「落語家はお客様に心から楽しんでいただいてこそ、本物の落語家」
と説明され「楽」と書かれたとか
そのためか大阪の噺家は客席の反応が気になるようです
舞台袖から登場した途端まず客席を見ますね

江戸の噺家を見るのは大概上方での独演会のゲスト
気を遣っての登場が多い
しかし今回は柳家一門、別の気遣いが必要なのかも

柳家ろべえ
出囃子、石段ではない
羽織を着ている
二つ目ですか
東京ならいくらでも前座はいるでしょうに
「ろべえ」 何それ
胸を張って真っ直ぐ前を見て、直角に曲がって高座へ
客席を一顧だにしない
深々と一礼
違いますねえ

師匠は喜多八、野次喜多にあやかって「やじろべえ」と行きたいが何せ半人前
やじを取って「ろべえ」
「へたくそ」「面白くねえ」
客席からの野次をいただくと「やじろべえ」と相成ります

噺が終わった
羽織を広げて膝の上掛ける
それから座布団を返す
所作が綺麗です
上方の噺家は無造作に羽織を拾いますね

柳家三三
これまた客席を見ない
背を丸めてうなだれ気味
以前見た時はもっと陽気な登場だったんですが
出だしのトーンも低い、暗いなあ
あれ、態度が気になってまくらで何喋ったか思い出せない
幕開けの大岡裁きを割愛して入ったのは覚えてるし
八五郎が段々燃えてくるのに合わせて声が明るくなったのは感じたから
番頭みたいに半分眠ってた訳ではないのだが

やはり楽も必要だが私には「薬」も必要のようです

柳家小三治
噺家では三人目の人間国宝です
前の二人、厳密に言うと違いがあります
小さんは従五位ですが米朝は従三位、公家です
この違いは何なんでしょう
米朝は文化人、小さんは大衆芸能の落語家?





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