軽減税率 財源1兆円で自公合意
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=3752745
とある経済系メルマガの解説が参考になる。今の政権は貧乏神に見えてくる。消費税を下げて、法人税の抜け道を無くさないと。きつくなるのはこれからだ。
●原油安が人々の長期的な物価観にも影響を及ぼし始めた。最近まとまった民間
エコノミストの予想物価上昇率の集計結果によると、5年後、10年後といった
長めの見通しが日銀の量的・質的緩和(通称、異次元緩和)開始後初めて下振
れた。物価への影響が大きい中長期のインフレ期待がさらに冷えると、金融政
策を巡る日銀内の議論にも影響が出る可能性がある。
長期的な物価見通しの下振れが確認されたのは、民間エコノミスト41人を対象
にしたESPフォーキャスト調査(11月下旬〜12月初め実施、7日発表)。
半年おきに集計している見通し(消費増税の影響を除く)の平均値が、前回
6月と比べて低下した。「2〜6年度先」の予想物価上昇率が1.4%から1.3%
に、「7〜11年度先」は1.5%から1.4%にそれぞれ下振れた。
日本経済新聞 2015年12月10日
★2%のインフレ実現を目指して日本銀行の異次元の量的緩和は始まった。
しかし、現在までにインフレは実現せず、むしろデフレ化している。
結果をコミットしたからには、実現するために最大限の努力をしなければ
いけない。口先だけで大量のお金を動かし、世の中を混乱に陥れ、目標が
実現できない日銀トップは不要だ。
デフレ化した事態を日銀は「インフレ期待があるから、経営者は設備投資をし
消費者は消費を活発に行う」として、インフレ期待が次第に実現するから、
今は追加緩和しなくても良いという。
しかし、その肝心要のインフレ期待がエコノミスト調査で無くなった。
将来のインフレ率予想が低下し、長期的にデフレ化すると見るエコノミスト
が増えた。
長期的にデフレになるなら、手持ちのお金を投資に回したり消費に回すよりも
使わないで持っていたほうが得になる。
このデフレマインドが一般化すれば、デフレはさらに進行するし、2四半期
連続マイナス成長して不況入りした景気はさらに悪化する。
日銀が自慢してきた機関投資家のポートフォリオリバランス効果(機関投資家
が日本国債を売って他の投資に配分する)も、GPIFや多くの年金のリバラ
ンスが完了したため、今後はあまりお金にお動きは少なくなる。
更に、原油安効果で貿易収支が黒字化し、大量の経常黒字となってきたため、
円売り需要よりも円買い需要が増えて、為替は円高方向に動きやすくなる。
つまり、製造業大企業が円安効果で増益となってきた状況が反転する。
国内はデフレで需要が萎み、純輸出も円高で減り、国内景気は一層悪化する
ことが記事から読み取れる。
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