「できるかな」

「できるかな」の最終回だけノッポさんがしゃべったというのは美談として語られることが多いんですが、私はどうだろうかと常々。

打者として有名だった野球選手がもう打てなくなって引退試合の最後の打席で、ヒットを打つまで相手投手から打ちやすい球を投げてもらうということがあります。
これはもう客席のみんなが、名打者だった彼が最後に打つところを心底楽しみにして見に来てるという前提でのサービスだから成り立つショーなわけで。

でも「できるかな」の最終回で、それまでしゃべらなかったノッポさんがしゃべることを期待してるファンは居ないと思うし、私みたいに「あんたは最後の最後までしゃべったらあかん！あんたは絶対にしゃべらないキャラ！」と思ってるファンも居るわけで。

あーでも「手加減してもらってようやく打つようななさけない姿は見たくない」と思ってる野球ファンも居るだろうから、どっちもどっちか。

ノッポさんがしゃべったのも許す。

>■あの頃小さかった人たちへ　ノッポさんからメッセージ
(朝日新聞デジタル - 12月08日 15:00)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3749790