12.06.2015 SUN. NINA KRAVIZ @ AIR

突如現れたテクノ界のスターDJ、NINA KRAVIZ。初日本ツアーの時はまだ私がデブであったために行けず（デブがクラブに行ってはいけない、という意味ではない。私の自意識の問題）。２度目のツアーの時は楽しみ過ぎて事前に家で泥酔してしまって寝過ごした。３度目の正直。絶対に行く、と決めていた。

しかし、体調は最悪。既に頭が痛い。それでも２３時には到着。
既にフロアはちょっとしたDJの金曜レベルの混雑。それもそうだ。メインをはれるDJ SODEYAMAがオープニングアクトなのだから。かなり抑え気味の選曲。２時までなのだが、盛り上げたのは３度くらい。しかも短時間。メインに気を使ってのプレイっぽい。なぜかフロアにコンドームが一つ落ちていたのが気になる。

１時４５分にどっと人が押し寄せてきた。NINA目当ての客達がフロアになだれ込んできたのだ。普段なら後方でもいいのだが、せっかくなのでほぼ最前列をキープしてみた。体を動かす事も出来ないほどの押しくら饅頭状態。前の人の髪が顔にあたって結構大変。
２時。NINA KRAVIZ登場。今まであれほど音楽メインのクラブ客としていい雰囲気だったのに、流石に彼女を前にしてはタガが外れてしまったのだろうか。クラブではご法度である、DJへスマホのライトを照らして写真撮影する人が続出。その度に照明さんが注意の懐中電灯で照らすのだが、このやりとりは３０分以上続いた。まあ、仕方がない、と思えるほどNINAはスターオーラを放っており、綺麗。今まで何度もYOUTUBEで見たパフォーマンス（タバコ、酒、ヴォーギングっぽいノリ）もしょっぱなからフルコース。こりゃ、最前列にいて正解。

思った通り、写真撮影のミーハー組みは１時ほどでいなくなった為、３時過ぎにはフロアは少しは踊れるスペースが出来た。とにかく、選曲がいい。テック・ハウスっぽいのからアシッド、多少のファンクなど、今のクラブテクノの最先端を取り混ぜ、来て欲しい！と思った時に来るビート。４時半頃までは踊り狂わせてもらった。もちろん、フロアに残っている人達も生粋の人達が多く、多くの人達とダンスコミュニケーションも取れる。ナンパの人達がいないとこんなにフロアは踊りやすいのか、とあらためて感じた。とはいえ、結構な頻度で見かける、ダレノガレ明美ハットをかぶったナンパ目的のロン毛の男子二人組は今回もいて、女性を探してフロア中をずっとルンバのようにジグザグに歩き周り、しかも踊っている人を気にせずずかずか進むのでかなり邪魔ではあったが、彼らはいつもいるし、それはそれで名物男子（おっさんではあるが）という事で。

５時過ぎ頃から急に選曲が変わり、終わりっぽい雰囲気で落とし始めた。WOMBだとホテル街の関係で５時に終了するが、AIRは６時終了が比較的多いので、ちょっと早いなぁ、と思っていたが、それが３０分も続き、突っ立っていた事もあり、急にどっと疲れが来た。体の節々が痛い。軽く頭痛もする。これで終わりかな、いや、終わってもいいかな、と思った時、あれが始まった。

SODEYAMAが登場し、NINAとのB to Bがスタートしたのだ。マジか。とはいえ、お互い仕掛けるような戦い的な面白いものではなく、スマートな感じの曲調もあまり代わり映えの無いプレイでちょっと拍子抜け。まあ、二人共４０、５０過ぎのテクノミュージックを確立してきたおっさん達のような個性的タイプではなく、テクノDJとして確立してきたタイプなので仕方がないといえば仕方がない。ただ、そう思った事により更にどっと疲れがきて、６時４５分に５分だけ休憩をとった。で、戻ってきたらすぐ終わり。終了６時５７分。頭痛い。

客層。女性がかなり多め。NINAほどの女性DJだとそういう事になるのか。エレン・エイリアンでは見られなかった感じ。
日曜の夜という事もあり、大学生っぽい人も少なく、年齢職業不詳な方々が多い感じ。３時過ぎには短時間だが、ちょっとしたモデルタイム（どう見てもちょっとした外見商売の方々）がスタートして、一瞬フロアが華やかに。
外国人カップルは結構激しくフロア中央でキスしたりするのだが、このまま始めちゃうの？というぐらいの激しさ、行動の男女がいて、ちょっとびびった。
北欧系の私よりも２人共身長が高くてモデル体型のカップルがいたのだが、男性は顔が小さいのだが、女性は更に小さく、しかも、よく見ると足は男性よりも長い。ブーツヒールの分を差し引いても身長差を考えると女性の方がスタイルがいい。こんな男女が同じ人間なのか。そして、この美の価値観が今の所世界共通であるかぎり、普通の日本人男性なんて、まるで進化していないサルじゃないか、と思った。ブラマヨの吉田が言っていたのを発展させて、日本人体型の人は同じ日本人体型の人と結婚してはならない、と法律で決めた方がいいのでは？と思いたくなる。日本人女性はいいのよ、そのままでも。男性だよね。問題は。

あと、確かにAIRは年内に閉店するので営業停止処分がもう下される必要はないからなのかもしれないが、結構あの匂いが何度も充満しており、後半はそのせいで頭が痛くなったのでは？と疑いたくなるほどだった。若い子もいたので、そういう軽率な行為はホントやめてもらいたい。やる事は否定しないが、やるならプライベートスペースでお願いしたい。近年こういう事は無かったので残念でならない。

今年は後はルチアーノ＠Agehaね。