安保関連（先行返還、露スパイ、特秘審査、駆けつけ警護）

　４日夜のニュース。菅官房長官とケネディ米駐日大使は共同で記者会見し、普天間の一部を先行返還すると共同発表した。発表されたものは、既に90年代に返還合意されていたものを、前倒しして返還する。翁長知事は評価したものの、懸念も表明した。

→　沖縄に対する配慮を示したつもりなんでしょうけど。これが配慮として通じる沖縄県民は、前から普天間の辺野古移設に反対していないと思う。この手の動きは、民主党政権時代やそれ以前から似たようなものがあるんだし。






　５日朝日・地方紙。ロシアに内部資料を渡す目的で、元部下に入手を依頼したとして、陸自の元総監や在日ロシア大使館のセルゲイ元軍人外交官らが書類送検された。他に陸自の現役２人、ＯＢ２人も。

→　露骨なスパイ。。。ハニートラップにでもやられてしまったの？







　３日夜のニュース。参院の情報監視審査会、初めて文書提示を求め、特定秘密を審査。問題なしとした。

→　対象が秘密なので、審査が妥当かどうか？も分からない。なので、歴史の審判を恐れてもらうためにも、一定年数経過後の情報公開を厳しく義務化すべきなのに。



　４日地方紙。特定秘密保護法の「適性評価」を２５人（防衛省関連24人、外務省関連１人）が拒否。

→　特定秘密の扱い資格だけど、身辺調査されるのはイヤだ、という。職場での評価よりプライバシーの方が大切、というのは現代っぽい。

　いえ、ホントにスパイが紛れ込んでいて、身辺調査されたくないのかもしれないけどね。






　７日朝日。政府は、ＰＫＯ派遣自衛隊への「駆けつけ警護」任務追加を、参院選以降に先送りする方針。複数の政府関係者が明らかにした。参院選への影響を避ける狙い。実務的にも、基準作りや訓練に時間がかかる（ので、参院選前は無理だろう）。

→　朝日らしい記事。選挙への影響を避ける、というのは結果的にそういう意味も出てくる、程度では。世論の忘れっぽさを考えれば、駆けつけ警護で自衛官に死者でも出ない限り、選挙への影響は極めて小さいと思うし。

　実際は、時間がかかるので無理があるよ、というのがメインでしょう。で、無理にやって良くない基準が出来たり訓練不十分で行くより、もっと先に延ばせば良い、選挙への影響も、まぁ無いだろうけど、仮にあったとしても避けられるし、というくらいが等身大だと思う。