mixiユーザー(id:5457438)

2015年12月06日10:54

217 view

ガザの子供たち

フォト

これ、何に見えますか。
安藤栄作さんという、鉈で木を削る彫刻家の作品なのです。
銀座の小さな画廊で行われた、「子供たちが教えてくれたこと」展に行ってきました。

実は彼、福島原発の被災者で、今は福島から逃れて奈良県に移住しています。
1年半ほど前、イスラエルがガザを攻撃して、30名もの幼い命が亡くなりました。
それにショックを受け、せめて亡くなった子供の数だけ木像を彫り始めたのですが、犠牲者の数は増えるばかり。
その後もイスラエルの子供も含め、500人以上の子供たちが犠牲になりました。

安藤さんは仕事のかたわら、500体の木像を作ろうと決めました。
これは人様に見てもらう像ではないつもりでしたが、縁があり、個展開催となったわけです。

フォト


私の目に、この子供たちはとっても穏やかにうつりました。
ゆっくりゆっくりと、天に昇ってゆくように見えました。
理不尽な殺され方をしたというのにです。

パパママ、ぼくは大丈夫だよ。
怖くないよ。ほら、みんなと一緒だもん。
それより、弟や妹を守ってあげてね。

そして、決して報復攻撃なんてしないでね。
そしたらまた、イスラエルの友だちが僕たちと同じになっちゃうからね。

そんなふうに見えたのでした。





7 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する