Unlimited Force

えー｢暦の上ではディセンバー｣とはよく申したものでございまして、
忙しい慌ただしいでもそこはデリカシーと歌われた12月。師走でございます。
あっという間に今年もわずかで、びっくりぽんでございます。

ここ数日で紅白歌合戦の顔ぶれや流行り言葉が決まったりしていますが
大掃除やら、年賀状やら、おせちの準備はもう少し先な印象で、
それよりも巷はクリスマスのクリスマさねえのという感じでしょうか。
それとも播磨国赤穂郡あたりの浪士の四十何人かは亡き主君の汚名を雪ぐべく、
憎き高家旗本へのカチコミの算段を深川あたりで練っている頃合いでしょうか。

とはいえ、今回は12月ではなく11月の29日。いい肉の日のお話。お肉食べたいです。
｢JAM Project 15th Anniversary Premium LIVE THE STRONGER'S PARTY｣という
長い横文字のタイトルのライブの横浜公演に行ってきました。
ざっくりと説明しますとアニソンを作って歌って新幹線で騒いじゃうユニット
JAM Projectさんの結成15周年記念のライブでございます。こーとーほーぎー。

どんな感じだったのかは下記リンクを君に言わなきゃこの想いを伝えるんだ
ずっとずっと大切な君に愛などいらないぎらついたヤツの掲げた拳を燃やして
アドレナリンの一か八かのカウントダウンを僕たちは何のために越えて行くんだ
他の奴にはぜってえ負けねえ気合をブッ込むんだゥオーオーオーオーご覧ください。

http://www.geocities.jp/tekkoutetu/r-309.html

ここだけ補足。

･｢THE STRONGER'S PARTY｣って聞くと
ブラックサタンかデルザー軍団の悪だくみたいでワクワクする。

･横浜アリーナ周辺の飲食移転にはご同輩と思われる方々が多く、
どこもかしこも既に｢THE STRONGER'S PARTY｣状態。

･会場内にとある先輩方の母校の広告が。



･ついでにサザンオールスターズの皆さんのサインが。



･物販コーナーで発売当初に買い損ねた
｢JAM Project 15th Anniversary STRONG BOX｣を買う。でっかい。
Tシャツとか本とかBDとか、ついでにCDとか色々入った完全受注生産なのですが、
どうやら買ったのがラストの一つだった様子。危ない。下手すりゃノーサバイバーでした。

･今回は運よく｢アリーナ席｣。15周年でこいつあラッキーと思っていたら、
さらにステージに近い｢センター席｣があるという。ずっちーなあ。

･とはいえこの｢アリーナ席｣。正面の真裏、バンドのみなさんのいるステージ側ながら
とても見晴らしがよく快適。有難い。

･新曲の｢サイボーグ009 〜Nine Cyborg Soldiers〜｣が素晴らしい。
JAMとしては珍しいストレートスタイルのアニソンなだけでなく、
随所に｢サイボーグ009｣、｢誰がために｣、｢What's the justice?｣と各｢009｣主題歌への
オマージュを見る事が出来、素晴らし。特に二番の歌詞｢誰がために 人の為に｣。
最初の"為"がわざと平仮名表記。素晴らし。

･牙狼メドレーやオリジナルソングメドレーなどの縛りでメドレーって珍しい。
来年のツアーでもヴァンガードメドレーとかやったらいいのに。

･影山さんと遠藤さんお二人だけでの｢鋼の救世主｣、
きただにさんと福山さんお二人だけでの｢嘆きのロザリオ｣、奥井さんの｢Little Wing｣と
バラでの歌唱久々で珍し。常にステージに全員参加するのではなく、もっとこういうのを是非。

･JAMさんはもっと｢Little Wing｣みたいな曲を作ったらいいのに。
もっと色んなジャンルの作品とタイアップすればいいのに。

･｢Always be with you｣の二番終わりの影山さんのソロパート部分。
影山さんと向かい合うように福山さんがいらっしゃったので、なんとも耽美な感じでした。

･｢Sempre Sonhando｣中盤でメンバーの皆さんが中央ステージに集合され、
ヒカルドさんを温かく見つめる様子はウルトラ6兄弟を彷彿とさせてグッときました。

･｢THE HERO!! 〜怒れる拳に火をつけろ〜｣での影山さんのパッションが凄い。
曲紹介前に叫びまくって声枯らすほどの力の入りよう。
どんな時でも全力のパフォーマンスで引っ張り続ける影山さんはホントにカッコイイ。

･ラーメン大好き福山さんがラーメントークをするものだから
終演後、会場周辺のラーメン屋さん、中華屋さんが｢THE STRONGER'S PARTY｣状態。

･夏から秋にツアーという事は夏のAJFと戦隊"魂"にだだ被りになりそう。

我々がアニソンのライブに通うようになった頃に活動を開始されたJAMさんも
結成から15年でございます。祝15周年。こーとーほーぎー。
もう15年。そりゃあJAMさんもベテランになりますし、我々も三十路になるわけです。

そんなJAMさんの15周年のライブは歌を聞かせる事に重きを置き、
ちょっと前までの爆音主義も抑えられ、聞かせる所はしっかり聞かせつつ、
演出も装飾や映像の派手さを抑えつつ、魅せる所は魅せるという印象。
何といっても4時間越えの文字通りのストロングなライブでした。

今年のJAMさんは｢ワンパンマン｣と｢009vsデビルマン｣という
ビッグタイトルを手がけられ、両作ともしっかりとした素敵なアニソン作られました。
ベテランになってもひたすらに進み続ける姿勢は15年経っても変わらず、
来年も精力的に活動されていく事と思いますし、とても素晴らしい事ですけれど、
それぞれが一騎当千の兵なProject。ソロでの活動も精力的に是非。