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2015年12月02日23:45

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森村進氏の本読め

■渋谷のパートナー条例「価値観を否定」 練馬区議が批判
(朝日新聞デジタル - 12月02日 14:43)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3740390

「伝統的価値観」とやらを振り回す者に、「婚姻制度を否定するリバタリアン」森村進・一橋大教授の本でも読めばと。破壊力満点。
http://mixi.jp/view_item.pl?id=133313
「私の想像するリバタリアンな社会では家族制度が破壊されてしまうと考える人が多いだろう。婚姻制度も相続制度も存在せず、親が未成年の子供を養育する義務はあっても、子供が老いた親を扶養する義務は存在しないか極めて軽い社会なんて!
 しかし、誤解しないでほしい。私は人々が現在のような家族生活を営むことをやめるべきだ、と主張しているのではない。その法定に反対しているだけである。友情や恋愛が法律によって規定されていないからといって、友人や恋人が作れないということにはならない。私が提案するリバタリアンの社会でも、大部分の人々は事実上一夫一妻制の家族を作り、老いた親の面倒を見るだろう。この慣習には、人間性に根ざした立派な合理性がある。
 それでも相続制度が廃止され、親への扶養義務が法的に矮小化された社会の家族は、確かに現在の家族とはかなり変わってくるに違いない。そこでは親への扶養義務をめぐる争いはずっと少なくなり、遺産相続をめぐる争いはほぼ消滅するだろう。成人した子供と親の間の関係はもっとドライなものになるだろう。そして代々続く『家』という概念も薄くなるだろう。法的な絆がないと(事実上の)離婚も多くなるかもしれない。このような変化を耐え難いと感ずる人もいるだろう。しかし自由を愛する人は、むしろそれをどろどろした血のしがらみからの解放と考えるだろう。親族関係は自発的な友人関係に近くなるのである」
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