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2015年12月01日21:05

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町田市

 町田市を舞台にした作品といえば、まほろ駅前多田便利軒を思い出す人が多いですが、寄生獣も実を言うと、町田市や相模原市が舞台です。というのは作者の岩明均が町田市の和光大学に通学していたことがあったからです。

 岩明均のデビュー作は風子のいる店、風子という吃音症に悩まされる少女が授業で先生に指されて、文章をうまく朗読できない。足手まといになっている気がして、自殺すら考えてしまうこともありました。彼女の思いをテレビの評論家が代弁しています。

『今の若者たち、特に高校以下の子たちっていうのはもっと自分を見つめ直す、あるいは探す時間が足りないのではないでしょうか』

『はげますというより結局そうやって尻をひっぱたくことしかできなんですよ大人たちは・・・』

『そんな時はむしろ逃げ込む場所を見つけてほしい』『ただしなるべく外に・・・つまり旅ですよ』

『いや、これは逃避ではありません。いうなれば"自分が自分を育てる場所"を探すのです』


自分自身を取り戻す場、見つめ直す場として或いは逃げ場として喫茶店 ロドスでアルバイトをすることにしました。そこに来る様々なお客、仕事仲間、学校の級友と触れ合うことによって人間として風子が成長をしていきます。1980年代の漫画でありながら今日でも共通する物語です。これといったドラマチックな展開はありませんが面白いマンガでした。最後に「勉強は嫌いじゃないけど人と競うのが苦手、競うと負けるから」という言葉を紹介して終わります。



 最後、彼女は地元町田市の和光大学に合格し、高校を卒業するとともにお店のバイトからも卒業していきます。


 その町田市の和光大学は町田市立陸上競技場までのシャトルバスが出ている鶴川駅から歩いて15分のところにあります。正直言って、偏差値や知名度という感手から見るとあんまりよくはないですが、自由でのびのびとしていて、のんびりと学生生活を送るにはいい大学です。ぜひ、地元の桜美林大学や玉川大学のように積極的にゼルビアと関わりあってほしいですね。


追伸:確かシールズのメンバーも和光大学生がいたはずですね。
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