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2015年11月30日19:50

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悪夢シリーズ第４弾がもしあったら

「悪夢の妖怪村」「悪夢のマンダラ郷」をクリアして(順番は逆です)、レビューまで書いている私ですが、今は第３弾の「悪夢の幽霊都市」をプレイしています、幽霊都市マスターを目指して。そうなれば、悪夢シリーズマスターにもなれるわけです。
それで、ふと思ったのが、なぜ３弾まででシリーズが終了してしまったのかということ。いろいろと理由があったのだろうと思うのですが、きっと「ネタやアイデアが尽きたから」ではなかったはずだと思います。だって、あれだけ内容の充実した作品を３冊も書き上げた鳥井先生ですよ？そんなにあっさりとネタやアイデアが尽きるはずがありません。おそらくは、ゲームブックを書いたり、出版するのに満足したからという理由だったのだろうと思います。
そして、シリーズが第３弾まで続いたのは、「悪夢の妖怪村」がヒットしたからだとどこかで書かれていたのを読んだ記憶があります。DSのゲームにもなり、iPhoneアプリの予定もあるそうです。ということは、第１弾が最も人気があった、売り上げがあったのでしょうか。面白さでは負けていない、緻密さや仕掛けの多彩さなどでは勝っていたであろうマンダラ郷と幽霊都市はやはり難しすぎた、万人向けではなかったからそういった話が出ないのかもしれません。いや、妖怪村の次はマンダラ郷という流れになるかもしれませんが。
悪夢シリーズの特徴として、以下のポイントがあると私は思います。
①脱出に欠かせないアイテムや情報が複数ある。
②そのアイテムや情報を入手するために欠かせないアイテムや情報が複数ある。結果的に②も①に含まれるため、①の数は倍増します。
③問答無用のバッドエンドが散らばっており、その数は他のゲームブックを圧倒する。とりあえずはすべてのバッドエンドを1回ずつは経験してもらおうという気持ちが伝わってくるようです。
④タイトルからわかる通り、現実世界とはかけ離れたどこかの土地や世界を舞台にしている。
そこで、第４弾がもしあったら、どのようなものになっていたか考えてみました。
難易度はマンダラ郷より難しくなることはないと思うので、幽霊都市と同じぐらいかやや難しいぐらい。
妖怪、異世界、幽霊、怪獣ときたので、近未来もの、タイムトラベルもの、パラレルワールドもの、バミューダトライアングルもの、江戸時代などの純和風もの、現実世界とよく似た世界が舞台。今まで通り、オカルトを主軸にしたのは間違いないでしょう。
バッドエンドの数は幽霊都市よりは少なく、妖怪村よりやや多いか、同じぐらい。
アイテムや情報はさらに複雑化した可能性はあります。
タイトルは今まで通り、悪夢のと舞台名。
運命数、バイオリズム数の使用、サイコロ不使用も今まで通り。
妖怪村２、マンダラ郷２といったことにはならなかっただろうと思います。
幽霊都市に関わる懐かしの展開があった。
でも、幽霊都市は悪夢シリーズの集大成的作品として書いたように思うので、やはり第４弾までは書かないつもりだったのでしょう。
最近は幸運にも鳥井先生とTwitterでメッセージのやり取りをする機会を得られ、悪夢シリーズ３作のkindle本化の要望と、実現したら幽霊都市などは入手困難で読者も喜びますということなどを伝えることができ、そのことはぼちぼち考えてみるというお返事をいただけて、密かに期待していたりします。