「The Great Familys」

■２０％台への早期引き下げ指示＝法人税改革で安倍首相
(時事通信社 - 11月29日 17:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3735239

日本語に訳すと「豪族」だ

資本主義的解釈だと「財閥」という巨大企業グループだが
封建社会の「領主」と大差ない

つまり
収益はその一族に集約され
従業員は旧チベットの農奴にも似た存在でしかない

アメリカにおけるThe Great Familiyは
石油業界を牛耳ったロックフェラー家
金融を手中に収めたモルガン家
その存在を支えた自動車産業のフォード家
「死の商人」と呼ばれたデュポン家
そして電器産業を独占したエジソン家

これらの企業グループは
一見国家発展に寄与したかに見えても
実際のところは
市民を収奪の対象としてしか見ていない「守銭奴」に過ぎなかった

ロックフェラーは
最貧国に学校を作り
教育を施し
民度の向上を図った「ありがたい存在」であるかのように見せたが
実はロックフェラーに都合のいい「産業植民地」を築き上げたにすぎない

デュポンは兵器を作ったときに出る科学的廃棄物の有効利用を考え
ナイロン製品（ストッキングなど）で業績を伸ばした

そしてモルガンは
「経済は安定している」と金融報告をアメリカ政府に提出した５日後
ウォール街から発生した金融危機（俗にいう大恐慌）で
「売り逃げ」していて損失はほぼなかった

結局
巨大企業は
どんな場合でも傷つかず
国家を救おうともしない


もちろん
日本の企業にはそんな力があるワケではないが
それを知りつつも
大企業の支持を得るために
自民党は愚策を講じ続ける

日本の場合には
産業構造のなかに巧妙に階級社会を組み込み
常に「生かさず殺さず」の状態を維持させながら
自国内に産業植民地化を構築した（下請け・孫請け）

しかし
こうした企みはすでにバレている

企業の組織票を得るほど民意は愚かではなくなった

それでも
自民党は愚かにも企業と癒着する

「寄付」を得るために

企業・団体献金は禁止されていても
そんなことは有名無実化している

そして企業や業界団体からカネを吸い上げ続けるために
法人税を引き下げる

その代わりに
国民から税金を搾り取る

これが日本製The Great Familysのやり方だ

巧妙でもなく隠然でもなく
ものいわぬ市民の特性を利用した収奪だ

ある意味
自民党がいちばんクセが悪い