あるある
オカンは、虫が苦手。
んで、「台所にゴキブリがおる」と言うんですよ。
いやいや、若い娘が言うならまだしも60オーバーのおば(ぁ)ちゃんですからね。何言ってるんですか?て話ですよ。
「端っこで動かんのよ!」
「そうなんや〜」
「なんとかして!」
なんとかして!と言われましても、音とか立てたら逃げるでしょ?て台所の端を見たら、キラキラの背中で動かない奴が、いたんですよ。
バンバン!
て音立てても逃げない。
「オカン、もう死んでるんちゃう?」
「本当に?本当に?」
ティッシュ丸めたのをうりゃっ!て投げても無反応だから。
「ほら、動かんし死んでるて」
「本当に本当だろうね?」
「大丈夫やて、60過ぎのおばちゃんが、ゴキブリくらいで、やぁやぁ言ぃなや!」
「ビョ〜ン!て飛んできたらどうすんの!?」
「そんなレトロな擬音で飛ぶ奴おらんわ!」
呆れてその場を後にしようとしたら、
「うわっ!!」
て言うから生きとったんか?と思ったら
「黒豆やった!」
て安堵した顔で言われた。勘弁してくれ!
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