のんき屋亭で考えた

今日もお昼ののんき屋亭は大繁盛。
いちばん奥の大テーブルに案内されると、向かいには４０歳くらいの眼鏡かけた普通の兄ちゃんがご飯食べながらスマホの映像に見入ってる。
まわりを気にせず、イヤホンも使わず音声をスピーカーで聴いてるのにもあきれたけど、それより困ったのは、箸を口に運ぶたびに盛大にクチャクチャ音を立てること。

ああ、この人はみっつの機会を逃したままでこの年まできてもたんやな。
育った環境、指摘してくれる誰か、自分で気づく機会。
たとえ家庭で教えてもらえなかったとしても、教えてくれる誰かに出会えればどうにかなるやろし、もしそんな機会がなかったとしても、大人になり、人といっしょに食事するようになったらどこかで気づくと思うねん。

食べ終えたあとを見て、重ねてなるほどなあと思ってしまった。
茶碗にはご飯粒がべたべた残っており、お皿の野菜や付け合せのスパゲッティ、漬物などは食べ散らかしたというのがぴったりな有様。
残すにしても片側に寄せるとかできへんもんやろか。
ご飯粒つけたままってのは論外やし。

帰るときに、ありがとうもごちそうさまも言わず、無言で５００円置いていったところを見ると、食べ物や作ってくれた人に対する感謝もないんやろな。
あんましええ生き方してなさそう。

若い人たち、そして若くない人たちにも言っておきたい。
おっさんはけっこうそういうとこ見てるもんなんやで。
まあもっとも、おっさんでも駄目な人は多いけどね。
ちなみに、今日の日替わりはトンカツときつねうどんでした。
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