虚無感の巨大さを現しているだけ。

外国人も驚く日本版ハロウィンのすごさ。社会への影響力を徹底検証
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=77&from=diary&id=3726254
（何度も書くが）過剰さは欠落を意味するのだ。これだけの過剰さの裏には、社会の欠落感がある。それを限定し、それに対峙する勇気をもって、リアルな困難に直面して、悪戦苦闘するよりも、刹那的でいい、関連企業のマーケティングにノセラレテいるのもわかっている、だけど、たまにはこんなバカなことをやって、リアルな日常から逃避したい、という大人たちがあれだけいたのだ、と思う。

私は中年だからもう醒めている。商業主義には嫌悪感をもつ。といってクリスマスはケーキも食べるし、スケジュールが空けば教会の礼拝にも行く（クリスチャンではないけど）、バレンタインはテキトーに流しているが、このハロウィンだけはどうしてもノレナイ。

私は子供のころ夢中だったディズニーに、思春期にアメリカン・ニューシネマを見ることで、現代アメリカ小説を読む事でアメリカという国のリアルを知ったことで、もはや天真爛漫に楽しめなくなったのだが、いまのバカ騒ぎをする若者たちに、大人たちにそういう日はやってくるのだろうか？