夏の始まる頃に、仏壇を購入しましたが、今度はいよいよお墓です。
これらの仏事は、
ここのところ、相次ぐ親戚の不幸を見た父が、
「家族が皆、元気なうちに準備しておいた方が良い」
と決意したことから始まりました。
「生前建墓」または「寿陵」といい、縁起の良いことだそうです。
そう、誰かが入院でもしたら、仏壇やお墓の準備なぞ出来ません。
まるで、その人が死ぬ準備をしているようなものになってしまいますから。
結局、その人が実際に死んでから周りがドタバタすることになってしまいます。
仏壇は見たのは一か所だけ。二日で決めました。
最悪、買い替えも出来ますしね。
お墓はそうはいきませんのでじっくり検討しました。
色々な石屋へ行きましたが、結果的に4店舗持っている地域で一番大きなお店にしました。
ちゃんと営業マンがいて、説明も親切丁寧、お墓のデザインの提案・展示も豊富でした。
展示場には、田舎のお寺では見たこともないような素敵なデザインのお墓がたくさんありました。
その中で、とても気に入ったデザインを見つけました。
墓石も物凄い種類がありましたが、やはり気に入った石を見つけました。
インパラブルーという石です。
黒と白の、透明感のあるまだら模様のその石は、
ところどころにブルーの結晶が光るまるで宝石のような石なのです。
(写真ではよくわからないのですが…)
ただ、その石は大変高価なので、墓石の周りは、「山吹」という、別の石にしました。
また、墓碑は、「感謝」にしましたが、それを住職に書いてもらいました。
そうやって、出来たお墓がこちら。
お参り時、通行の邪魔にならないよう、墓地の中に人が入るスペースをとってあります。
花立ては通常のクロームメッキではなく、ブラッククロームにしました。
お線香台の前に、母の好きな折り鶴が飛び立つような模様を彫ってもらいました。
「墓誌」という字の上下には、父の好きならんちゅうを彫ってもらいました。
向かって左側には座るところがあり、長時間お墓の前でくつろぐことが出来ます。
また、その下は物入れになってます。
今や、お墓は、自由にデザインすることが出来ます。
もし、これからお墓を作らなければならない人は、「生前建墓」で、
納得のいくデザインのお墓を作ってみてはいかがでしょうか。
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