真のモンスターとは、この記事を書いたJタウンネットの筆者でしょう

実際にあったとは考え難い特異な事例をまことしやかに紹介しているようですが、話題作りのために捏造しているようにしか見えませんね。

タバコに批判的であり、呼吸器が弱くタバコの煙がNGな私はこの記事の筆者が言うところの「嫌煙者」ということになるのでしょうが、
そもそもの話、受動喫煙防止を怠っている喫茶店は使わないし、喫煙室には近づきもしないのが現実です。

そのうえで他の事例（？）についてもコメントしていきますが、

喫煙コーナーをもっと遠くにという話は、睨まれるのも当然な部分があります。
そもそも駅前は不特定多数が通行する場所であり、生活していく上で利用せざるを得ない場所といっても過言ではありません。
そういった場所に、周囲にタバコ煙が漂うような喫煙コーナーが設置されていたとすれば、喫煙しない一般の通行人にとっては迷惑な施設でしかなく、通行の度に受動喫煙を強いられるのは理不尽なことです。

また、喫煙コーナーに限らず、施設の利用にあたって、周囲に危害を与えることが明白な場合には、その施設を使ってよいのかという問題もあります。
例えば、弓道場は弓を射るための場所ですが、外部に矢が飛んで行ってしまうような欠陥が明白な場合は、そこで弓を射るべきではないでしょうし、バッティングセンターだからといって、場外にボールが飛ぶような欠陥が明白な場合、その施設を利用して通行人に怪我を負わせたら施設管理者共々責任を問われることになるでしょう。

駅前の喫煙コーナーの場合、周囲にタバコの煙が漂うケースが極めて多く、先日もテレビ番組で粉じん計や臭気計で周囲を計測していましたが、２０メートル程離れても環境基準を遥かに上回る数値が計測されています。
このような喫煙コーナーを使用する喫煙者は、不特定多数に受動喫煙を強いて危害を加えているといっても過言ではないでしょう。
安直に喫煙コーナーの存在を免罪符として、周囲の不特定多数に危害を加えている喫煙者が、危害を被った側の人々から白眼視され、睨まれたり嫌がられたりするのは、自然な流れであると思います。
他人から嫌われたり、睨まれたくないならば、他人に危害を加えるような行為をしなければいいだけのことです。

なお、私ならば速やかに施設管理者に喫煙コーナーの撤去を要望します。


次に店員の対応の話、この話だけでは接客態度としては如何なものかと思う部分もありますが、店員だからといって印象の悪いお客にまで愛想良く振る舞う義務も無いでしょう。私が若い頃、女性従業員が嫌な顔をしたとクレームがあり対応した経験がありますが、調べてみるとそのクレーマーは、1か月以上の間、毎日のようにその女性従業員に付きまとっていたストーカーでした。
この喫煙者も、この店員に嫌われるような行為をしていた可能性もあるでしょう。


次に赤ちゃんと会わせる前に、タバコ臭い親戚に着替えを求めた話ですか、乳幼児突然死症候群のリスクを考えれば、タバコ臭のする親戚に着替えを求めるのは有りでしょう。これは三次喫煙と呼ばれるもので、喫煙者の呼気や衣服などに残留する有害物質が乳幼児突然死症候群の原因になるという話もあります。むしろ、親戚とはいえ、赤ちゃんと会うのに、タバコ臭い状態で行ったこの喫煙者の気遣いの無さに呆れます。インフルエンザに罹患しているのにマスクもせずに老人ホームに面会に行くのと同じでしょう。


そのうえで、この記事を書いたJタウンネットの筆者に対して思うのですが、三流とはいえ公共のニュース記事にまともなエビデンスも無く、現実離れした話題作りのために捏造したとしか思えないエピソードを並べるのは如何なものかと思います。

現実の社会では、未だに十分な受動喫煙防止が行われておらず、公共空間に漂うタバコの煙によって、呼吸器や循環器に疾患を抱える人達が就業や社会生活を妨げられたりして、肩身の狭い思いをしています。
それに比べて、不特定多数の利用する場所でタバコが吸えない程度の話で、肩身が狭いとか、モンスターとか、ふざけるなと言いたいところです。

真の「モンスター」とは、タバコの煙によって社会生活を阻害され、安全・安心な普通の生活を送るために受動喫煙対策を求めている人達に対して、マスメディアを悪用して実態とはかけ離れた偏見を煽っている「喫煙擁護論者」であることを明言しておきます。


■もはや「モンスター嫌煙者」？ タバコいじめに悩む人たち...喫煙席でも「吸うな！許せん！」
(Jタウンネット - 11月20日 17:10)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=241&from=diary&id=3722260